ANAプレミアムメンバーとは?サービス、特典の魅力!スーパーフライヤーズカードの制度変更まで解説

ANAの上級会員になると、空港ラウンジや優先チェックイン、優先搭乗など、旅行や出張を快適にするサービスを利用できます。

ただし、毎年の実績で決まる「プレミアムメンバー」と、対象カードの保有を前提とする「スーパーフライヤーズカード(SFC)」は別の仕組みです。

さらに、2028年4月からSFC PLUSとSFC LITEが導入され、2026年9月29日にはラウンジ利用条件などの見直しが発表されました。

この記事では、ANAプレミアムメンバーの特典と取得条件、SFCへの入会方法、新制度で変わる点を解説します。
※旧記事の情報が古くなった為、2026年10月2日時点の制度・情報を元に新しく書き直しています。
※現在利用できる特典と、今後導入される制度は、適用時期を分けて記載しています。

この記事の信頼性

Seki
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【第7回目】ANAマイレージクラブを使いこなすの基本講座
ANAマイレージクラブを使いこなす流れを、全7回に渡ってお伝えしていきます。
一通り読んでいただければ、基礎はマスターできます。
第1回:ANAマイレージクラブの基本を知る
第2回:おすすめでお得なANAカードの選び方!
第3回:ANAマイルの貯め方【日常生活編】
第4回:ANAマイルの貯め方【年30万マイル以上を目指す】
第5回:ANAマイルのお得な使い方
第6回:ANA SKY コインの特徴、貯め方、使い方
第7回:ANAの上級会員のサービス←今ココ
更に詳しいマイルの貯め方は無料のメール講座で解説していますので、第7回まで読み終わったら登録してみてください。

目次

ANAプレミアムメンバーとは?

ANAプレミアムメンバーは、年間の搭乗実績などに応じて、一般会員向けサービスに加えて特別なサービスを利用できる会員です。

ステイタスは「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の3段階で、プレミアムポイント(PP)などの条件によって翌年度の資格が決まります。

飛行機の利用だけで取得する場合の条件

ステイタス年間の必要PPうちANAグループ運航便の必要PP
ブロンズ30,000PP15,000PP
プラチナ50,000PP25,000PP
ダイヤモンド100,000PP50,000PP

プレミアムポイントの集計期間は毎年1月1日から12月31日までです。

ブロンズについては、30,000PPに到達した時点でANAゴールドカードまたはANAカード プレミアムを保有していれば、ANAグループ運航便15,000PPの条件は免除されます。

プラチナやダイヤモンドのANAグループ運航便の条件まで免除されるわけではありません。

また、搭乗に加えて日常のサービス利用や決済実績を組み合わせる取得方法もあり、後半で紹介します。

ステイタスの有効期間と事前サービス

本サービスの提供期間は、条件を達成した年の翌年4月1日から翌々年3月31日までです。

例えば、2026年の実績でステイタスを獲得した場合、本サービスは2027年4月1日から2028年3月31日まで利用できます。

飛行機利用によるプレミアムポイント条件を早く達成した場合は、所定の反映後から翌年3月末まで「プレミアムメンバー事前サービス」を利用できます。

ただし、事前サービスの開始は毎年4月中旬以降で、1~3月に達成した場合も4月中旬からの提供です。

SFCはプラチナ資格を一生保有する制度ではない

SFCは、所定の条件を満たした方が申し込める、クレジット機能付きのANAスーパーフライヤーズカードです。

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主な比較項目年間のプレミアムステイタスSFC
資格の基準年間のプレミアムポイント、または搭乗と日常サービス利用など入会条件を満たして対象カードへ申し込み
継続の考え方原則として毎年の実績で翌年度の資格を判定カード年会費の支払いなど、会員資格の維持が必要
プラチナとの関係プラチナは3段階のうちの1つプラチナ資格そのものを永久保有する制度ではない
2028年4月以降年間実績による制度は別途継続SFC PLUS/SFC LITEによりサービスが分かれる

SFCを保有すれば毎年プラチナのプレミアムポイント条件を達成し直す必要はありませんが、特典が将来も無条件で変わらないという意味ではありません。

SFCへの入会条件は新制度移行後も変更なし

SFCは、プラチナまたはダイヤモンドのサービス期間中に申し込む方法が基本です。

対象の事前サービス期間中も申し込みが可能で、ブロンズの取得だけでは申し込めません。

また、ANAグループ運航便で100万ANAライフタイムマイルに到達した方も、申し込み対象です。

いずれも提携カード会社の入会基準や審査があり、ステイタス取得だけでカード発行が保証されるわけではありません。

2028年4月からSFC PLUS/SFC LITEを導入

ANAはSFCのサービスを2区分に分け、原則としてANAカード・ANA Payの年間決済額で翌年度の区分を判定します。

2026年9月29日の発表は、この新制度の内容を見直したものであり、その日からPLUS/LITEへ切り替わったわけではありません。

判定期間とサービス開始時期

項目日程・内容
初回の決済額判定期間2026年12月16日~2027年12月15日
従来のSFCサービス区分2028年3月31日まで
新制度のサービス開始2028年4月1日
初年度の区分適用期間2028年4月1日~2029年3月31日
その後の判定毎年の対象決済額で翌年度の区分を判定

年間決済額の判定は1月~12月ではなく、12月16日~翌年12月15日が基本となる点に注意してください。

SFC PLUSとSFC LITEの違いを比較

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比較項目SFC PLUSSFC LITE
年間の対象決済額300万円以上300万円未満
国内線の対象ラウンジ利用可能混雑時を除き利用可能
対象ラウンジに事前予約の仕組みを導入予定
国際線のANA LOUNGE対象便・空港の条件に従い利用可能ANAグループ運航便搭乗時に
羽田・成田・ホノルルで利用可能
スター アライアンス資格ゴールドシルバー
SFCマイル特典本会員に5,000マイル対象外
優先搭乗・手荷物の優先受け取りなど所定の条件で利用可能ANAグループ運航便の利用時に対象
SFC会員資格継続継続
300万円未満でも自動退会にはならない

300万円は追加の年会費ではなく、サービス区分を決めるための対象決済額です。

また、ANAカードで300万円使うだけで、SFCに新規入会できるわけではありません。

2026年9月29日の見直しでSFC LITEも条件付きでラウンジ利用可能に

2026年4月の発表では、SFC LITEはラウンジを利用できない予定でした。

9月29日の見直しにより、国内線は混雑時を除いて利用でき、国際線はANAグループ運航便に搭乗する場合に羽田・成田・ホノルルのANA LOUNGEを利用できる内容へ変更されています。

「LITEはラウンジを一切使えない」という説明も、「従来と同じ条件でいつでも使える」という説明も正確ではありません。

国内線では、大型連休や出発便が集中する時間帯など、混雑が予想される場合に利用できないことがあります。

一方、スター アライアンス資格はシルバーのままであり、他社のゴールド会員向けラウンジまで利用できるようになるわけではありません。

また、ANA LOUNGEとANA SUITE LOUNGEは別であり、今回の見直しでSFC LITEにSUITE LOUNGEの利用資格が付くわけではありません。

一部の国内線ANAラウンジでは事前予約制が導入される

ANAは、SFC LITE会員を対象に国内線ラウンジの事前予約の仕組みを導入する予定です。

予約枠には上限があり、予約を持たない場合は搭乗日当日にラウンジ受付で利用できるか確認する扱いとなります。

項目発表されている内容
予約対象となる便ANAグループ運航便、かつANA便名の対象便
事前予約の対象外ラウンジ成田空港ANA ARRIVAL LOUNGE
国内線共用ラウンジ:名古屋(中部)・関西・熊本・宮崎
予約なしの場合搭乗日当日にラウンジ受付で利用可否を確認
詳細の発表時期2027年度中の予定
SFC PLUS今回発表のLITE向け事前予約の対象ではない

「事前予約の対象外」は「ラウンジ利用そのものが不可」という意味ではありません。

2026年10月1日時点では、予約開始のタイミングや混雑時の詳しい運用は公表されていないため、利用の都度確約される訳ではないのでご注意ください。

対象決済額・家族カード・ANA Payの注意点

対象は、日本国内で発行された所定のANAカードとANA Payの決済です。

ANAカードの家族カード利用分は本会員に合算され、対象の複数カードもマイル口座が統合されていれば合算されます。

家族カードのお客様番号で利用するANA Payの決済額も、所定の条件で本会員に合算されます。

ANAカードからANA Payへのチャージは対象外で、ANA Payで実際に支払った金額を判定するため、チャージと決済を二重に数えることはできません。

年会費・各種手数料・キャッシング、カード付帯電子マネーの利用なども対象外で、法人用ANAカードや海外発行ANAカードは対象に含まれません。

払い戻しや決済データの到着時期、カードブランドの変更などによって集計額が変わるため、明細の利用額をそのまま判定額とせず、ANAの実績表示を確認してください。

100万ANAライフタイムマイル達成者などの取り扱い

SFC会員で100万ANAライフタイムマイルに到達した方は、年間決済額にかかわらずSFC PLUSとなります。

ただし、SFC PLUSの5,000マイル特典を受けるには、年間300万円以上の対象決済が必要です。

新制度開始後のSFC新規入会時は、この100万ANAライフタイムマイル達成者を除き、原則としてLITEから始まります。
(前年度プラチナ以上を達成しているのでANAラウンジ、スターアライアンスゴールドは利用できます。)

入会日を含む判定期間の決済額で翌年度の区分を判定し、プラチナやダイヤモンドの有効期間中は、そのステイタスのサービスも利用できます。

また、ANAカード プレミアムの本会員にはカード自体の国内線ANAラウンジ特典がありますが、家族会員は対象外で、LITEがゴールド資格になる特典ではありません。

SFC LITEとブロンズを併せ持つ場合は、混雑時でも所定のマイルを利用してANAラウンジを使えることが案内されています。

4月の発表を受けて退会した方への再入会特例

2026年4月23日~9月29日の間に、4月発表のSFC制度改定を理由として退会した方には、特例の再入会手続きが用意されています。

専用Webフォームでの申請期限は2027年3月31日送信分までです。

対象期間と退会理由の両方を満たす必要があり、再入会にもカード会社の審査と年会費があるため、無条件で復帰できる制度ではありません。

見直しの詳細は、ANA SFC改定の見直しとSFC PLUS・SFC LITEの違いでも解説しています。

ANAプレミアムメンバーの特典の利用事例

ここからは、2026年10月1日時点のプレミアムメンバーとSFCの主なサービスを紹介します。

2028年4月以降のSFCは、前述のPLUS/LITEの条件を合わせて確認してください。

会員専用デスクで予約や問い合わせができる

プレミアムメンバーとSFC会員には、予約や問い合わせに対応する専用サービスデスクがあります。

プラチナ・ダイヤモンド・SFCには対象となる特典航空券やアップグレード特典の優先取り扱いもあります。

専用デスクでも混雑することがあるため、「必ずすぐ電話がつながる」「一般会員に空席がなくても必ず予約できる」という訳ではありません。

国内線ANAラウンジで出発まで過ごせる

プラチナ・ダイヤモンド・SFC会員は、対象便の利用時にANA LOUNGEなどの対象ラウンジを利用できます。

ANA LOUNGEでは、ソフトドリンクやアルコールなどを楽しみながら、搭乗までの時間を過ごせます。

同行者については、会員本人と同じ便を利用する1名が無料対象となるのが基本ですが、利用ラウンジと搭乗便の条件を確認してください。

本人とSFC家族会員がそれぞれ利用資格を持ち、各1名を同伴できる場合には、合計4名で利用することもできます。

本会員1名の資格だけで家族全員が無料になるわけではなく、2028年以降のLITEでは混雑や予約の条件にも注意が必要です。

国際線ANAラウンジでは食事やシャワーも利用できる

羽田・成田などの国際線ANA LOUNGEでは、食事やドリンクに加えて、設置ラウンジではシャワーも利用できます。

メニューや営業時間、シャワーの待ち時間はラウンジや利用時期で異なります。

ダイヤモンドメンバーならば、ANAスイートラウンジを利用することができ、食事のグレードも上がります。

羽田空港第2ターミナル国際線のANAスイートラウンジにはBARカウンターもあり、オリジナルカクテルなどをいただくことができます。

海外にもホノルル空港にANA LOUNGEがあり、「ANAのラウンジは日本国内だけ」というわけではありません。

スター アライアンスの対象ラウンジも利用できる

ヒューストン・ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港のユナイテッドクラブ

スター アライアンス・ゴールドの資格があれば、加盟航空会社の対象便に搭乗する際、所定のラウンジを利用できます。

例えば、ユナイテッド航空のユナイテッドクラブなどが対象になりますが、運航会社・搭乗便・同行者の条件や例外があります。

搭乗ボーナスマイルでマイルが貯まりやすくなる

資格・カード対象フライトのボーナスマイル積算率
ブロンズ40~55%
プラチナ90~105%
ダイヤモンド115~130%
SFC一般カード35%
SFCゴールドカード40%
SFCプレミアムカード50%

プレミアムメンバーの積算率は、継続年数や保有するANAカードによって異なります。

複数の資格を持つ場合に各ボーナスをすべて足し合わせるわけではなく、優位な積算率が適用されます。

また、これらはマイルのボーナスであり、ステイタス判定用のプレミアムポイントが同じ割合で増えるものではありません。

専用カウンター・保安検査場・優先搭乗で移動がスムーズになる

プラチナ・ダイヤモンド・SFC会員は、設置空港で専用チェックインカウンターや対象の保安検査場を利用できます。

国際線ではプラチナ、SFC会員はビジネスクラスカウンターが利用でき、ダイヤモンドメンバーはファーストクラスカウンターを利用できます。

優先搭乗も対象ですが、お手伝いが必要な方の事前改札などが先に行われ、すべての空港で待ち時間がなくなるわけではありません。

預けた手荷物の優先返却と無料許容量の優待

対象会員は預けた手荷物を優先的に受け取れますが、必ず最初に出てくることを保証するサービスではありません。

ANAの国内線では2026年5月19日以降の制度に合わせ、対象会員の手荷物優待は通常の無料許容量に1個追加する扱いとなっています。

無料で預けられる基本個数は利用運賃などで異なるため、旧制度の「一律20kg追加」で計算しないようにしてください。

ブロンズの手荷物許容量優待は国際線のみであり、国内線の優先返却や優先搭乗もブロンズ資格だけでは対象になりません。

ANAプレミアムメンバーのスター アライアンスでの扱い

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ANAの資格スター アライアンス資格主なサービスの違い
ブロンズシルバー予約・空港での空席待ちの優先など
プラチナ・ダイヤモンドゴールド対象ラウンジ、優先チェックイン・搭乗、手荷物優待など
SFC:従来制度ゴールド対象となるゴールド会員サービス
SFC PLUS:2028年4月以降ゴールド対象となるゴールド会員サービス
SFC LITE:2028年4月以降シルバー他社のゴールド会員サービスは原則対象外

スター アライアンス・シルバーとゴールドでは、ラウンジや空港で利用できるサービスに大きな違いがあります。

ANAグループ便で使えるSFC LITEの独自サービスと、加盟航空会社全体で使えるゴールド特典は分けて考えましょう。

ANAプレミアムメンバーになるには?

プレミアムメンバーになるには、冒頭のプレミアムポイントの基準を満たす方法と、搭乗に日常のサービス利用・決済を組み合わせる方法があります。

ライフソリューションサービスを組み合わせる取得条件

2027年度のステイタスを目指す場合、以下の各行にある3つの条件をすべて満たす必要があります。

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取得するステイタスANAグループ運航便のPP対象サービス利用数ANAカード・ANA Payの対象決済額
ブロンズ15,000PP4サービス以上300万円以上
プラチナ30,000PP7サービス以上400万円以上
ダイヤモンド:条件150,000PP7サービス以上500万円以上
ダイヤモンド:条件280,000PP7サービス以上400万円以上

この方法で集計されるプレミアムポイントはANAグループ運航便の利用分で、スター アライアンス他社便のプレミアムポイントをそのまま合算する基準ではありません。

対象サービス数には、必須となるANA MallとANAトラベラーズの両方を含める必要があります。

プレミアムポイントの対象期間は2026年1月1日~12月31日、サービス利用・決済の基本対象期間は2025年12月16日~2026年12月15日です。

サービスごとに判定条件や対象期間の例外があり、この方法で取得するステイタスの事前サービスはありません。

ただし、別途プレミアムポイントのみの取得条件を満たしていれば、その条件に対応する事前サービスを利用できます。

買い物だけで搭乗実績をゼロにできる制度ではなく、SFC PLUSの年間300万円基準とも別の仕組みです。

プレミアムポイントの計算方法

プレミアムポイントは、マイルと別に管理されるステイタス判定用のポイントです。

プレミアムポイント=区間基本マイレージ×予約クラス・運賃ごとの積算率×路線倍率+搭乗ポイント

搭乗ポイントもプレミアムポイントの合計に含まれ、マイルからプレミアムポイントへの交換や、通常のカード決済だけでのプレミアムポイント積算はできません。

特典航空券などのマイル積算対象外航空券は、原則としてプレミアムポイントも積算されません。

他社のマイレージプログラムへ登録した搭乗実績もANAのプレミアムポイントにはならないため、積算先の登録に注意してください。

国内線の積算率と搭乗ポイントは2026年5月19日以降の運賃で確認

国内線の運賃体系が変わっているため、旧運賃のANA SUPER VALUEやANA VALUE PREMIUMを前提にした計算表は、そのまま使えません。

以下は国内線航空券の主な運賃で、ファーストクラスは国内線の「ファーストクラス(プレミアムクラス)」を指します。

搭乗クラス主な運賃マイル積算率搭乗ポイント
エコノミーフレックス・Biz・ANAカード優待割引100%400PP
スタンダード80%200PP
シンプル70%100PP
株主優待割引80%400PP
セール・ユース・シニア・APIT・IITA50%0PP
包括旅行割引運賃(ITE)30%0PP
ファーストフレックス・Biz・ANAカード優待割引150%400PP
スタンダード・株主優待割引130%400PP
シンプル120%400PP
セール100%0PP

国際線航空券に含まれる国内区間や国際線接続専用運賃などには別のルールがあります。

また、国内線の有償アップグレードでは積算率が変わっても、搭乗ポイントは原則として購入時の運賃に従います。

「プレミアムクラスに乗れば必ず400PP追加」とは限りません。

ANA国際線は予約クラスごとに積算率が異なる

搭乗クラス予約クラスマイル積算率搭乗ポイント
ファーストF・A150%400PP
ビジネスJ150%400PP
C・D・Z125%400PP
P70%400PP
プレミアムエコノミーG・E100%400PP
N70%400PP
エコノミーY・B・M100%400PP
U・H・Q70%0PP
V・W・S・T50%0PP
L・K30%0PP

ビジネスクラスでも予約クラスによって積算率が異なり、他社運航便には航空会社ごとの積算条件が適用されます。

路線倍率

路線区分倍率
国内線2倍
ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線1.5倍
ANAグループ運航便のその他国際線、スター アライアンス加盟航空会社・コネクティングパートナー運航便1倍

※路線倍率の制度上の区分であり、記載路線が現在運航されていることを示すものではありません。

路線・運賃・予約クラスが決まったら、端数処理も含めてANAのプレミアムポイントシミュレーションで確認すると確実です。

SFC修行にかかる費用と計画の立て方

SFCへの申し込み資格を得るために、プラチナなどを目指して搭乗を重ねることを、一般に「SFC修行」と呼びます。

ただし、プラチナ取得に必要な費用は、路線・運賃・購入時期・日常サービスの利用状況によって変わります。

羽田-那覇で50,000PPを目指す場合の計算例

羽田-那覇の区間基本マイレージ984マイルを使い、エコノミークラスのセールとフレックスで比較します。

セール:984×50%×2+0=片道984PP

フレックス:984×100%×2+400=片道2,368PP

スクロールできます
比較項目エコノミーのセールエコノミーのフレックス
片道の獲得PP984PP2,368PP
往復だけで50,000PPを超える回数26往復(52搭乗)11往復(22搭乗)
上記回数の合計PP51,168PP52,096PP
片道価格の仮定10,000円25,000円
上記回数の航空券代520,000円550,000円

※航空券価格は計算例のための仮定であり、現在の販売価格や最安値を示すものではありません。
※全区間が対象のANAグループ便である前提で、キャンペーン等による追加プレミアムポイントは含めていません。
※空港への交通費・宿泊費などは別途必要です。

航空券が安くても獲得プレミアムポイントが少なければ搭乗回数が増えるため、実際の支払額を獲得プレミアムポイントで割った「PP単価」に加えて、移動にかかる時間も比較しましょう。

SFC取得費用だけでなく取得後の利用条件も確認する

2028年4月以降は、SFCを取得した後にPLUSとLITEで利用条件が分かれます。

他社便でスター アライアンス・ゴールド特典を活用したいのか、ANA便の優先サービスを中心に使いたいのかによって、必要とする条件は異なります。

入会のための搭乗費用、カード年会費、普段の対象決済額を合わせて考え、特典のためだけに不要な支出を増やさないことが大切です。

SFCのカード選びと申し込み時の注意点

SFCには複数のブランドやカードグレードがあり、年会費、家族カードの費用、マイルの貯め方、付帯サービスが異なります。

SFC PLUS/LITEはサービス区分であり、クレジットカードの一般・ゴールド・プレミアムというグレードとは別です。

通常のANAゴールドカードを持っているだけで、SFC会員やスター アライアンス・ゴールドになるわけではありません。

事前にANAカードを用意する場合も、SFCへ切り替え可能な券種かを確認し、将来の切り替えや入会が必ず認められるとは考えないでください。

家族会員についても、通常のANAカードの家族カードとSFC家族カードを区別し、入会条件や年会費をご確認ください。

カードの比較は、ANAスーパーフライヤーズカードの種類と選び方で詳しく解説しています。

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ANAプレミアムメンバーとSFCの主な特典を一覧で比較

ANAプレミアムメンバーのブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドと、2028年4月から導入されるSFC PLUS・SFC LITEの主な特典を比較しました。

SFC PLUSは、ラウンジ利用や優先搭乗、手荷物の優先受け取り、スター アライアンス・ゴールドなど、従来のSFCの主要特典を引き継ぐサービス区分です。

原則としてANAカード・ANA Payの年間対象決済額300万円以上が条件となり、対象の本会員には新たに5,000マイルのSFCマイル特典が加わります。

一方、SFC LITEもANAグループ運航便での優先搭乗や手荷物の優先受け取りなどは継続しますが、ラウンジの利用条件とスター アライアンスの資格がPLUSとは異なります。
※ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドは2026年10月1日時点のサービス、SFC PLUS・SFC LITEは2026年9月29日の見直しを反映した2028年4月1日以降の予定です。

スクロールできます
サービス・比較項目ブロンズプラチナダイヤモンドSFC PLUS
2028年4月以降
SFC LITE
2028年4月以降
スター アライアンス資格シルバーゴールドゴールドゴールドシルバー
会員専用サービスデスク○○○○○
国内線座席指定の優先○○○○○
予約時の空席待ちの優先○○○○○
特典航空券・アップグレード特典の優先―対象条件あり対象条件あり対象条件あり対象条件あり
ANA LOUNGEマイル等による利用○○○
従来SFCと同様の利用資格
△
国内線:混雑時を除き利用可能
国際線:ANAグループ運航便搭乗時に羽田・成田・ホノルルで利用可能
ANA SUITE LOUNGE――○――
優先チェックイン国際線プレミアムエコノミーカウンター○○○○
ANAグループ運航便
対象の専用保安検査場―○○○○
ANAグループ運航便
優先搭乗―○○○○
ANAグループ運航便
手荷物の優先受け取り―○○○○
ANAグループ運航便
手荷物許容量の優待国際線のみ○○○○
ANAグループ運航便
空港での空席待ちの優先○○○○○
ANAグループ運航便
他社便はシルバー資格の規定による
国際線事前座席指定料金の免除―対象条件あり対象条件あり――
ANA国内線特典航空券の空席待ち――対象条件あり――
当該資格によるマイル有効期限の延長――資格保有中の優遇あり――
SFCマイル特典―――5,000マイル
年間対象決済額300万円以上の本会員
―

※○は会員資格として対象になることを示しており、運航便・空港・利用運賃・同伴者などの条件があります。
※SFC PLUSの「従来SFCと同様」は、ラウンジなどの主要サービスを引き継ぐ意味であり、年間決済額の条件や新設特典まで同一という意味ではありません。
※SFC LITEの国内線ラウンジには事前予約の仕組みが導入される予定で、予約枠には限りがあり、一部のラウンジ・搭乗便は予約の対象外です。
※予約を持たない場合は当日ラウンジ受付で利用可否を確認する扱いとなり、SFC PLUSはこの事前予約をせずに利用できます。
※SFC LITEの空港サービスはANAグループ運航便が基本で、スター アライアンス他社便ではシルバー資格のサービスが適用されます。
※そのため、他社便利用時のラウンジや優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りは、SFC LITEの資格だけでは原則として対象外です。
※ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドを保有していても、別途SFC PLUSの5,000マイル特典の条件を満たす本会員は同特典の対象になります。
※100万ANAライフタイムマイルに到達したSFC会員は年間決済額にかかわらずPLUSとなりますが、5,000マイル特典には年間対象決済額300万円以上が必要です。

アップグレードポイントは2026年度の提供で終了

プレミアムメンバーなどに提供されてきたアップグレードポイントは、2026年度の提供をもって終了し、最終年度分の利用期限は2027年3月31日です。

そのため、2027年度以降も毎年アップグレードポイントがもらえる前提で、ステイタスやSFCの価値を計算しないようにしてください。

ただし、座席のアップグレード自体が廃止されるわけではなく、2026年5月19日搭乗分から国内線でも所定の条件でマイルによるアップグレード特典を利用できます。

また、2027年4月1日時点のダイヤモンド会員には、今回の終了に伴う50,000マイルの進呈が案内されています。

これは毎年の継続特典ではなく、航空関連サービス向けの期間限定マイルとして2027年4月頃に積算される予定です。

羽田空港駐車場の優先予約など終了したサービス

羽田空港駐車場の優先予約サービスは、2026年9月30日で終了しました。

また、対象会員向けのダイアリー・カレンダー・手帳のプレゼントは、2026年版のお届けをもって終了しています。

まとめ:ANAプレミアムメンバーのサービス・特典の魅力

ANAプレミアムメンバーは、年間の搭乗実績や所定の日常サービス利用などで判定される、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドの制度です。

SFCは、そのうちプラチナやダイヤモンドの資格などをきっかけに申し込めるカードですが、プラチナの全特典を一生保証するものではありません。

2028年4月からは年間決済額などによりSFC PLUS/LITEに分かれ、9月29日の見直しによってLITEも条件付きでラウンジを利用できる予定です。

ラウンジ、他社便の優先サービス、カード年会費、普段の決済額を整理し、自分の旅行や出張で利用する場面を考えながら取得・継続を検討されてみてください。

以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。

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