JALの上級会員になると、空港ラウンジや専用チェックインカウンター、優先搭乗など、旅行や出張を快適にするサービスを利用できます。
ただし、毎年の搭乗実績で決まる「FLY ON プログラム」と、生涯実績を積み重ねる「JAL Life Status プログラム」は別の制度です。
この記事では、FLY ON ステイタスの取得条件と特典、FOPの計算方法、JGCへの入会方法を解説します。
※FLY ON プログラムの旧記事の情報が古くなった為、2026年10月5日時点の制度・情報を元に新しく書き直しています。
※今後の改定は適用対象を分けて記載し、現在の制度と区別しています。
【第7回】FLY ON プログラムとは?JAL上級会員制度を知る
JALマイレージバンクを使いこなす流れを、全8回に渡ってお伝えしていきます。
一通り読んでいただければ、基礎はマスターできます。
第1回:JALマイレージバンクの基本を知る
第2回:JALマイルを貯めるクレジットカードの選び方!
第3回:JALマイルの貯め方【日常生活編】
第4回:JMB WAONでのJALマイルの貯め方
第5回:JALマイルの貯め方【年20万マイル以上を目指す】
第6回:JALマイルのお得な使い方
第7回:FLY ON プログラム JALの上級会員のサービスとは?←今ココ
第8回:JAL LifeStatusプログラムを攻略する
JALとMarriott Bonvoyの相互提携が発表されました。

この記事の信頼性
Seki私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して10年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
【SNSアカウント】
Instagram:フォロワー約14,000人(@mile.mugen001)
X(Twitter):フォロワー約12,000人(@seki1410)
YouTube:マイルの錬金術師
FLY ON プログラムとは?


FLY ON プログラムは、JALグループ便やワンワールド アライアンス加盟航空会社便の対象となる搭乗実績に応じて、上級会員向けサービスを提供する制度です。
毎年1月1日から12月31日までのFLY ON ポイント、または搭乗回数と所定のFLY ON ポイントによってステイタスが決まります。
最初に、FLY ON ポイントと、JGC入会の条件になるLife Status ポイントの違いをご確認ください。
| 比較項目 | FLY ON プログラム | JAL Life Status プログラム |
|---|---|---|
| 主な判定基準 | 年間のFOP、または搭乗回数+最低FOP | 生涯累計のLife Status ポイント(LSP) |
| 実績の積み上げ方 | 毎年1~12月の実績で判定 | 対象の搭乗や日常サービス利用の実績を累積 |
| 主な目的 | クリスタル・サファイアなどの年次ステイタス取得 | Starグレードの達成・JGC新規入会 |
| JGC新規入会との関係 | サファイア取得だけでは入会条件を満たさない | 原則1,500LSP以上などの条件を満たして入会 |
「年間50,000FOPでサファイアになること」と「1,500LSPを貯めてJGCへ入会すること」は、別の目標です。
FLY ON プログラムのステイタスは4段階
2026年の搭乗実績に対するステイタスは、JMBクリスタル、JMBサファイア、JGCプレミア、JMBダイヤモンドの4段階です。
JGCは、この4段階とは別の会員組織であり、FLY ON プログラムの5番目のステイタスではありません。
なお、2027年1月1日搭乗分から、JGCプレミアの達成条件が変更され、名称も「JMBプレミア」になります。
JALの上級会員になるための達成条件
以下のFOP基準、または搭乗回数基準のいずれかを満たすと、対応するステイタスを取得できます。
| ステイタス | FOPで達成する場合 | 搭乗回数で達成する場合 |
|---|---|---|
| JMBクリスタル | 30,000FOP以上 うちJALグループ便15,000FOP以上 | 30回以上 うちJALグループ便15回以上 かつ10,000FOP以上 |
| JMBサファイア | 50,000FOP以上 うちJALグループ便25,000FOP以上 | 50回以上 うちJALグループ便25回以上 かつ15,000FOP以上 |
| JGCプレミア ※2026年搭乗実績の基準 | 80,000FOP以上 うちJALグループ便40,000FOP以上 | 80回以上 うちJALグループ便40回以上 かつ25,000FOP以上 |
| JMBダイヤモンド | 100,000FOP以上 うちJALグループ便50,000FOP以上 | 120回以上 うちJALグループ便60回以上 かつ35,000FOP以上 |
※現行のJGCプレミアは、上記の搭乗実績に加えてJGC会員であることが必要です。
対象になるのは、JMBのマイル積算対象運賃で搭乗し、JMBへマイルが積算された実績です。
特典航空券による搭乗は、通常のFOP積算・ステイタス判定用の搭乗回数には含まれません。
回数でサファイアを目指す場合も、50回乗るだけではなく、最低15,000FOPが必要な点に注意してください。
ステイタスのサービスはいつから使える?
多くのステイタスサービスは、条件達成後、JALアプリなどにステイタスが反映されてから、達成した年の翌々年3月末まで利用できます。
例えば、2026年中に条件を達成した場合、多くのサービスは反映後から2028年3月末までが利用期間です。
一方、サービスセレクションとダイヤモンドメタル特典は、原則として達成翌年の4月から利用するサービスです。
また、プラスチックのステイタスカードは2027年1月末で発行終了となり、その後はJALアプリなどのJMB会員証でステイタスを確認・提示する形になります。
FLY ON ポイント(FOP)とは?


FLY ON ポイントは、対象便のフライトマイルを基に積算される、FLY ON ステイタス判定用のポイントです。
特典航空券と交換するJALマイルや、JGC入会に使うLSPとは別に管理されます。
FOP=フライトマイル×FLY ON ポイント換算率+搭乗ボーナスFOP
ここで使うフライトマイルは、区間マイルに、利用運賃・予約クラスに応じたマイル積算率を掛けたものです。
JALカードのショッピングマイルや、ステイタスによる搭乗ボーナスマイルを、そのままFOPとして加算できるわけではありません。
国内線のフライトマイル積算率
国内線の普通席では、主に次のように利用運賃で積算率が分かれます。
| 普通席の主な運賃 | マイル積算率 |
|---|---|
| フレックス、JALカード割引、 ビジネスフレックスなど | 100% |
| セイバー、スペシャルセイバー、 往復セイバー、株主割引 | 75% |
| プロモーション、スカイメイト、 当日シニア割引、個人包括旅行運賃など | 50% |
クラスJは対応する普通席運賃の積算率に10ポイント、国内線ファーストクラスは50ポイントを加えた積算率が基本です。
例えば、セイバーを購入した場合、普通席は75%、クラスJは85%、ファーストクラスは125%となります。
ただし、搭乗クラスごとに設定される運賃は異なり、当日アップグレードでは購入時の運賃・クラスを基に積算されるため、実際に購入する航空券の条件を確認してください。
国際線のフライトマイル積算率
JAL国際線は、搭乗クラスだけでなく、航空券の予約クラスによって積算率が決まります。
| 搭乗クラス | 予約クラス | マイル積算率 |
|---|---|---|
| ファーストクラス | F・A | 150% |
| ビジネスクラス | J・C・D・I | 125% |
| X | 70% | |
| プレミアムエコノミー | W・R | 100% |
| E | 70% | |
| エコノミークラス | Y・B | 100% |
| H・K・M | 70% | |
| L・V・S | 50% | |
| O・Z・G・Q・N | 30% |
パッケージツアーなどの包括旅行運賃や団体記録で搭乗する場合には別の積算ルールがあり、表の予約クラスだけでは判定できないことがあります。
また、ワンワールド加盟航空会社の運航便は、航空会社ごとのJMB積算条件を確認する必要があります。
FLY ON ポイント換算率
| 路線区分 | 換算率 |
|---|---|
| 日本国内線 | 2倍 |
| JAL便の日本発着アジア・オセアニア線、 ウラジオストク線 | 1.5倍 |
| 上記以外の国際線 | 1倍 |
※換算率の区分を示したもので、記載路線の運航を保証するものではありません。
国内線は換算率が2倍ですが、効率よくFOPを貯められるかどうかは、航空券価格・区間距離・積算率・搭乗ボーナスを合わせて判断します。
搭乗ボーナスFLY ON ポイント
搭乗ボーナスFOPは、利用する運賃などに応じて、計算したFOPに追加されるポイントです。
国内線では、セイバーなどの割引運賃でも200FOPが加算されます。
| 国内線の主な運賃 | 搭乗ボーナスFOP |
|---|---|
| フレックス、JALカード割引、ビジネスフレックス、 離島割引、特定路線離島割引、株主割引 | 400FOP |
| セイバー、スペシャルセイバー、往復セイバー | 200FOP |
| プロモーション、スカイメイト、JALカードスカイメイト、 当日シニア割引、個人包括旅行運賃など | 0FOP |
| JAL国際線の予約クラスなど | 搭乗ボーナスFOP |
|---|---|
| F・A・J・C・D・X・I・W・R・E・Y・B・H・K・M・L・V・S | 400FOP |
| 上記以外の予約クラス、対象外運賃 | 0FOP |
国際線は、上記の予約クラスでも個人・団体包括旅行運賃、団体記録による搭乗などは搭乗ボーナスの対象外です。
特典航空券やマイル積算対象外運賃も対象外であり、国際線航空券に含まれる日本国内区間には別の判定基準があります。
サファイア取得にかかる費用の考え方


サファイア取得の費用は、利用路線、搭乗日、購入運賃によって変わるため、一律の最低金額では示せません。
「航空券の支払額÷獲得FOP」でFOP単価を計算し、必要な総費用を比較すると計画しやすくなります。
FOPで達成する場合の試算
羽田-那覇を普通席のセイバーで利用し、区間マイル984マイル、積算率75%、国内線換算率2倍、搭乗ボーナス200FOPとして試算します。
984マイル×75%×2+200FOP=片道1,676FOP
この条件なら、往復では15往復で50,280FOPに到達します。
| 試算項目 | 片道15,000円と仮定 | 片道20,000円と仮定 |
|---|---|---|
| 1回の搭乗で獲得するFOP | 1,676FOP | 1,676FOP |
| 30回搭乗した場合のFOP | 50,280FOP | 50,280FOP |
| 航空券代の合計 | 450,000円 | 600,000円 |
| 1FOP当たりの航空券代 | 約8.95円 | 約11.93円 |
※航空券価格は計算用の仮定であり、現在販売されている最安運賃を示すものではありません。
※キャンペーン等の追加FOPは含めず、空港までの交通費・宿泊費なども別途必要です。
搭乗回数で達成する場合の注意点
サファイアの回数基準は、年間50回以上、うちJALグループ便25回以上、かつ15,000FOP以上です。
50回ちょうどで達成するなら、合計で1回当たり平均300FOPが必要になります。
短距離路線や積算率の低い運賃だけを利用すると、回数を満たしてもFOPが足りない場合があるため、予約前に旅程全体で計算してください。
なお、この費用はFLY ON プログラムのサファイアを取得するための試算であり、現在のJGC新規入会費用とは別です。
FLY ON ステイタスの主なサービス・特典を比較
FLY ON ステイタスの主な特典を比較しました。
JGC欄はJGC共通サービスを中心とした比較であり、上位Starグレードの追加特典は含めていません。
| サービス・特典 | ダイヤモンド | JGCプレミア | サファイア | クリスタル | JGC |
|---|---|---|---|---|---|
| ワンワールド | エメラルド | エメラルド | サファイア | ルビー | サファイア |
| 専用サービスデスク | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 予約時の優先キャンセル待ち | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 国内線の前方座席指定 | ○ | ○ | ○ | ― | ○ |
| 国際線の前方座席指定 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 国内線・国内線特典航空券の先行予約 | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| 国内線JGCカウンター | ○ | ○ | ○ | クラスJ利用時 | ○ |
| 国際線ファーストクラスカウンター | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| 空港での優先空席待ち | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| JGCエントランス | ○ | ○ | ○ | ― | ○ |
| ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場 | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| サクララウンジ | ○ | ○ | ○ | クーポンなどの条件あり | ○ |
| 国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| 国際線JALファーストクラスラウンジ | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| 国内線の優先搭乗 | ○ | ○ | ○ | ― | ○ |
| 国際線の優先搭乗 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 国内線の手荷物優先受け取り | ○ | ○ | ○ | クラスJ利用時 | ○ |
| JAL便のマイルUPボーナス | 130% | 105% | 105% | 55% | 35% |
| FLY ON資格によるマイル有効期限廃止 | 対象 | 対象 | 対象外 | 対象外 | Starグレード等で異なる |
| サービスセレクション | 対象 | 対象 | 対象外 | 対象外 | JGC共通特典では対象外 |
※○は、その会員資格でサービスの対象になることを示しており、設置空港・対象運賃・運航便などの利用条件があります。
※クリスタル欄はJGCを併せ持たない場合の比較であり、搭乗クラスによる特典は別です。
※サファイア・クリスタル・JGCにも、JAL国際線のビジネスクラスカウンターなどを利用できるチェックイン優待があります。
※マイルUPボーナスは通常のフライトマイルに対する追加分であり、FOPの積算率ではありません。
ラウンジと空港の優先サービスを重視するなら、サファイア以上になると利用できるサービスが大きく広がります。
受託手荷物の優待はクリスタルとサファイア以上で異なる
| JAL便の搭乗クラス | クリスタル ※JGC会員ではない場合 | サファイア・JGCプレミア・ダイヤモンド・JGC |
|---|---|---|
| 国内線普通席・クラスJ | 合計30kgまで | 合計40kgまで |
| 国際線エコノミー・プレミアムエコノミー | 3個まで 1個当たり23kg以内 | 3個まで 1個当たり32kg以内 |
| 国際線ビジネス・ファースト | 4個まで 1個当たり32kg以内 | 4個まで 1個当たり32kg以内 |
国内線ファーストクラスは通常の無料許容量が45kgであるため、上の国内線普通席・クラスJの合計量とは分けて確認してください。
JALの上級会員になるとワンワールドの特典も利用できる


JALのステイタスに応じたワンワールドの会員資格が付くため、加盟航空会社の対象便でも優先サービスなどを利用できます。
JMBクリスタルはルビー、JMBサファイアと一般のJGC会員はサファイア、JGCプレミアとJMBダイヤモンドはエメラルドに対応します。
ただし、各航空会社のサービス内容がJALと完全に同じになるわけではありません。
特に、ワンワールドのファーストクラスラウンジやファストセキュリティレーンはエメラルドの特典であり、JGCのサファイア資格だけで一律に利用できるものではありません。
ダイヤモンドには「ダイヤモンドメタル特典」もある


JMBダイヤモンドの中でも、さらに多くJALグループ便を利用する方には、ダイヤモンドメタル特典があります。
| 判定方法 | 年間の達成条件 |
|---|---|
| FOPで達成 | JALグループ便で150,000FOP以上 |
| 回数で達成 | JALグループ便で180回以上 かつJALグループ便で50,000FOP以上 |
通常のダイヤモンドの上に独立した5番目のステイタスがあるというより、ダイヤモンド会員向けの追加特典と考えると分かりやすいでしょう。
2027年以降の制度変更:JGCプレミアはJMBプレミアへ
JALは、プレミアの達成条件と、プレミア・ダイヤモンド・ダイヤモンドメタルの一部特典を変更すると発表しています。
2027年搭乗分からプレミアのJGC入会条件を撤廃
| 項目 | 2026年の搭乗実績 | 2027年1月1日以降の搭乗実績 |
|---|---|---|
| 名称 | JGCプレミア | JMBプレミア |
| JGCへの入会 | 必要 | 不要 |
| FOP基準 | 80,000FOP以上 うちJALグループ便40,000FOP以上 | 変更なし |
| 回数基準 | 80回以上 うちJALグループ便40回以上 かつ25,000FOP以上 | 変更なし |
2026年の実績で達成するJGCプレミアには現行基準が適用されるため、すでにJGC入会が不要になったわけではありません。
特典変更は2028年度FLY ONステイタス会員から
特典内容の変更は、2027年1~12月の搭乗実績に基づく「2028年度FLY ONステイタス会員」から適用されます。
| 主な変更項目 | JMBプレミア | JMBダイヤモンド | ダイヤモンドメタル特典 |
|---|---|---|---|
| マイル有効期限廃止 | プレミア資格による優遇は対象外に変更 | 対象 | 対象 |
| サービスセレクション | 対象外に変更 | 対象 | 上位の限定コースを新設 |
| ボーナスマイル | 10,000マイルを新設 | 20,000マイルを新設 | 30,000マイルを継続 |
| 空港での空席待ち | 優先 | 優先 | ダイヤモンド・プレミアより上位の優先順位を新設 |
ダイヤモンドメタル特典の国際線航空券取扱手数料無料は、今回の変更で提供終了となります。
プレミアでも、ファーストクラスラウンジ、優先搭乗、ワンワールドのエメラルドなど、搭乗時の主要なサービスは継続されます。
マイルの有効期限は、別途保有するStarグレードやJALカードの条件が適用されるため、すべてのプレミア会員が一律3年になるわけではありません。
2026年の搭乗実績に基づく2027年度会員は今回の特典変更の対象外であり、新設特典の詳細は今後の案内も確認してください。
JGC(JALグローバルクラブ)とは?入会条件と特典


JGCは、対象のJGC JALカードを保有するなどの条件を満たすことで、ラウンジや優先サービスを継続して利用できる会員組織です。
毎年サファイアの搭乗実績を達成し続けなくても、JGC共通サービスを利用できる点が特徴です。
JGCの新規入会には1,500LSP以上などの条件が必要
日本在住者の一般的な新規入会条件は、次のとおりです。
| 項目 | 入会条件 |
|---|---|
| Life Status ポイント | 1,500LSP以上を獲得していること |
| 対象カード | JGCのCLUB-A、CLUB-Aゴールド、JALダイナース、 プラチナ、プラチナ Proのいずれか |
| その他 | JGC規約・JGC会員特約を遵守すること |
サファイア取得だけでJGCへ申し込む仕組みではなく、LSPの条件と対象カードの条件を満たしたうえで、入会手続きを行います。
カードの新規発行や切り替えにはカード会社の審査があり、1,500LSPを貯めただけで対象カードの発行が保証されるわけではありません。
JGCは対象カードの保有などを条件に継続できる


日本在住者の場合、対象のJGC JALカードを保有している限り、JGC資格は自動更新されます。
一方、対象カードを退会するとJGCも自動的に退会となり、各種サービスは終了します。
毎年50,000FOPを貯め直す必要はありませんが、カード年会費の支払いや会員資格の維持は必要です。
将来も内容が変わらず無条件で一生使えるという保証ではなく、現行の更新条件を満たすことで継続できる制度とご理解ください。
JGCの主な12のメリット・特典
1.会員専用予約デスクを利用できる


JALグループ便の予約や問い合わせに、会員専用予約デスクを利用できます。
日本在住者は、JALのマイページにある「サポート・お問い合わせ」から電話番号を確認できます。
ただし、混雑時の待ち時間がなくなることを保証するサービスではありません。
2.予約時のキャンセル待ちを優先的に取り扱ってもらえる
希望する便が満席のとき、キャンセル待ちが可能な運賃では、会員資格に応じた優先取り扱いを受けられます。
座席の確保が保証されるわけではなく、対象運賃や空席状況などの条件があります。
3.空港での空席待ちも優先対象になる
搭乗日当日に空港で空席待ちをする場合も、JGC会員は優先取り扱いの対象になります。
予約済みの航空券を自由に別の便へ変更できる特典ではないため、航空券の変更条件と空席待ちの優先サービスは分けて確認してください。
4.前方座席指定や国際線の対象座席の料金免除を利用できる
対象となるJALグループ便では、前方座席を優先して指定できます。
また、JAL運航の国際線エコノミークラスでは、対象となる足元の広い座席の事前座席指定料金が免除されます。
同一クラスの同行者1名も料金免除の対象となり、同行者分の手続きはJAL国際線の問い合わせ窓口で受け付けます。
座席には数の限りがあり、非常口座席の利用条件や事前座席指定ができない運賃などの制限もあります。
5.専用チェックインカウンターやJGCエントランスを利用できる


| 利用場面 | JGC資格で利用できる主なサービス |
|---|---|
| JALグループ国内線 | JGCカウンター |
| JAL国際線・日本国内の空港 | JGCカウンター 設置がない場合はビジネスクラスカウンター |
| JAL国際線・海外空港 | ビジネスクラスカウンター |
| 対象の国内線空港 | JGCエントランス |
JGCエントランスは、羽田・伊丹・新千歳・福岡の各空港に設置されています。
JGC資格だけで国際線のファーストクラスカウンターや、すべての空港の優先保安検査場を利用できるわけではありません。
6.サクララウンジなどの対象ラウンジを利用できる


JALグループの対象便では、JGC会員本人と同行者1名まで、サクララウンジなどの対象ラウンジを利用できます。
ラウンジの受付では、搭乗券やJALアプリの会員情報などで利用資格を確認します。
特典航空券も対象ですが、他社運航のコードシェア便などには例外があるため、利用便と空港ごとの条件を確認してください。
7.機内への優先搭乗を利用できる


JGC会員は、JAL国内線・国際線ともに、一般の搭乗案内より前の優先搭乗を利用できます。
現行の案内では、JGC会員とJMBサファイア会員は原則としてBoarding Group 2です。
お手伝いが必要な方などの事前改札や、上位ステイタス・ファーストクラス利用者の案内が先に行われます。
優先搭乗は基本的に会員本人向けであり、ラウンジと同じ同行者ルールではありません。
8.預けた手荷物を優先的に受け取れる


対象便では、到着空港で預けた手荷物を優先的に返却してもらえるプライオリティバッゲージサービスを利用できます。
一部のコードシェア便や、他社便からの乗り継ぎでスルーチェックインした場合などには例外があります。
また、ワンワールド加盟航空会社でも、ブリティッシュ・エアウェイズ運航便はこの優先返却サービスの対象外です。
9.無料で預けられる手荷物の量が増える
JGC会員は、国内線普通席・クラスJなら合計40kg、国際線エコノミー・プレミアムエコノミーなら1個32kg以内の手荷物を3個まで預けられます。
国際線ビジネス・ファーストクラスは、1個32kg以内で4個までが基本です。
ワンワールド他社便の許容量はJALと同じではないため、利用する航空会社のルールを確認してください。
10.JGC会員向けのボーナスマイルが貯まる
| ボーナスの種類 | JGCの内容 |
|---|---|
| 毎年の初回搭乗ボーナス | 対象のJALグループ便への初回搭乗時に3,000マイル |
| 搭乗ごとのボーナス | 対象便のフライトマイルに対して35%を加算 |
35%の搭乗ボーナスは、クレジット機能付きのJGC JALカードを保有する方が対象です。
FLY ONステイタスのマイルUPボーナスとは重複せず、優位な方が適用されます。
例えば、JGCとJMBサファイアの両方を持っていても35%と105%を合算するわけではありません。
11.ワンワールドのサファイア資格が付く


JGC会員にはワンワールドのサファイア資格が付き、加盟航空会社の対象便でもビジネスクラスラウンジなどのサービスを利用できます。
加盟航空会社には、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、カタール航空などがあります。
12.条件を満たす家族もJGC家族会員になれる


本会員の保有LSPが1,500ポイント以上の場合、生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子どもは、自身のLSP数にかかわらず、希望に応じてJGC家族会員へ申し込めます。
家族会員にもカードの申込資格や年会費があり、通常のJALカードの家族カードを持つだけで自動的にJGC会員になるわけではありません。
本人と家族会員がそれぞれラウンジ利用条件を満たし、各1名を同伴できる場合には、合計4名で利用できる組み合わせもあります。
本会員1名の資格だけで家族全員が無料になるわけではないため、利用人数と搭乗便の条件を確認してください。
Starグレードによる追加特典も確認しておきたい
JGC共通サービスとは別に、LSPに応じたStarグレードの特典があります。
| グレード | 必要LSP | マイル有効期限の主な優遇 |
|---|---|---|
| JGC Three Star | 1,500LSP以上 | 対象期間中に貯めたマイルを5年に延長 2025年1月以降の積算分が対象 |
| JGC Four Star | 3,000LSP以上 | 保有マイルが無期限 |
| JGC Five Star | 6,000LSP以上 | 保有マイルが無期限 |
| JGC Six Star | 12,000LSP以上 | 保有マイルが無期限 |
JGC家族会員は、保有LSPが1,500ポイント未満でもJGC Three Starの特典を利用でき、自身が3,000LSP以上を保有する場合は該当グレードの特典が適用されます。
JGCとサファイアはラウンジなど共通する特典が多い一方、ボーナスマイルやマイル有効期限など、すべてが同じではありません。
現在のJGC修行はLSPを積み重ねる方法
JGC入会を目指して搭乗や対象サービスの利用を重ねることを、一般に「JGC修行」と呼びます。
ただし、現在は1年間で50,000FOPを貯める方法ではなく、生涯実績のLSPを積み上げることが基本です。
LSPには有効期限がなく、JMBを退会しない限り累積しますが、家族間での合算や相続はできません。
Life Status ポイントの主な貯め方
| 対象サービス | 主な積算基準 |
|---|---|
| JALグループ国内線 | 対象の1搭乗につき5LSP |
| JAL国際線 | 対象の搭乗で1,000区間マイルごとに5LSP |
| JALカード | 対象のショッピングマイル2,000マイルごとに5LSP |
| JAL Pay | 対象の基本マイル400マイルごとに1LSP |
搭乗によるLSPは、マイル積算対象運賃で利用し、JMBにマイルが積算されることが条件です。
JAL国際線のLSPは、フライトマイルの積算率とは別に、区間マイルの100%で搭乗実績を集計します。
JALカードは対象のショッピングマイルが指標であり、搭乗ボーナスなど、貯まったすべてのマイルが対象になるわけではありません。
例えば、LSPが0の状態から国内線の通常積算だけで1,500LSPを目指すなら、計算上は300回の対象搭乗が必要です。
ただし、これは1年で乗る必要がある回数ではなく、すでに持っているLSPや日常サービスでの獲得分を組み合わせれば、必要な搭乗回数は変わります。
LSPの詳しい獲得方法は、JALライフステータスポイントの貯め方と確認方法で解説しています。


JGCを目指すときのJALカードの選び方
LSPを貯め始めるために、JALカードが必須というわけではありません。
対象の搭乗などでもLSPを獲得できますが、日本在住者がJGCへ新規入会する際には、対象のJGC JALカードが必要です。
日常の支払いでもLSPを貯めるなら、JALカードの年会費、ショッピングマイルの積算条件、家族会員の費用まで含めて選ぶことをおすすめします。
通常の普通カードはJGC対象カードに含まれないため、最終的にはCLUB-A以上の対象券種への入会・切り替えを検討することになります。
カードの違いは、JGCカードの年会費・家族カード・特典の比較をご確認ください。


まとめ:FLY ONステイタスとJGCについて


JALの上級会員制度は、年間の搭乗実績で判定するFLY ON プログラムと、生涯実績を積み上げるJAL Life Status プログラムを分けると理解しやすくなります。
年間の搭乗が多く、ラウンジや優先サービスを活用したい方は、FOPまたは回数と最低FOPの条件を確認して、サファイア以上を目指す方法があります。
一方、対象カードの保有などを条件にJGC共通サービスを継続して利用したい方は、1,500LSP以上などの新規入会条件を満たす計画を立てると良いです。
2027年搭乗分からのJMBプレミアの達成条件変更と、2028年度会員からの特典変更は、適用対象を確認して判断することが大切です。
JGCを目指す具体的な方法は、JAL Life Status プログラムの攻略とJGC修行の進め方で詳しく解説しています。


JALカードの選び方は下記の記事をご参照ください。






1-300x169.jpg)
-300x169.jpg)



