この記事でわかることは下記の通りです。
・ロングテールキーワードの概念
・ロングテールキーワードのメリットとデメリット
・ロングテールキーワードの必要と効果
・ロングテールキーワードの探し方
先に結論を申し上げますと、ブログ運営においてロングテールキーワードの攻略はアクセスアップ、売り上げアップ両方に直結します。
この考え方なしで、現在のブログSEOは語れませんので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
この記事の信頼性
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
【SNSアカウント】
Instagram:フォロワー約12,000人(@mile.mugen001)
X(Twitter):フォロワー約11,000人(@seki1410)
YouTube:マイルの錬金術師
それでは、事例を交えながらわかりやすく解説していきたいと思います。
ロングテールキーワードの基本
キーワードとは、大きく3つに分類されます。
・ビッグキーワード
・ミドルキーワード
・ロングテールキーワード
あるキーワードに対して、
検索量の多いもの(月間5,000回以上)を「ビッグキーワード」
検索量が月間1,000〜5,000回程度のものを「ミドルキーワード」
検索量が月間1,000回以下のものを「ロングテールキーワード」
と3つの分類に分けて呼んでいます。
3つの分類の検索量は、人によって考え方が異なり、明確な検索量が決まっている訳ではありません。
3,000回以上をビッグキーワードという方もいますし、500回以下をロングテールキーワードという方もいます。
また、100回以下の超ニッチな部分を狙おうという人もいますし、100回以下は捨てようという方もいます。
なので、この記事で分類している検索回数も、目安としてみてもらえれば結構です。
書くキーワードの例えですが、「ブログ」と検索した時に出てくるキーワードの一部を3つの分類に分けてみました。
ビッグキーワードとミドルキーワードは、「ブログ」で検索したものを紹介してます。
ロングテールキーワードは「ブログ」で表示されたものがわかりにくかったので、さらに細かくして「ブログ 作り方」で検索して出てきたものを紹介しています。
上記の図で表している通り、メインワード+複数ワード(2〜3語)で検索されている検索量の少ないニッチなキーワードを「ロングテールキーワード」と定義されています。
ロングテールSEOの基本
ロングテールSEOは、このメインワード+複数ワードの検索量の少ないキーワードを狙って記事を書いて、ブログへの検索流入量を増やす手法になります。
なぜ、そのような手法を取らなければならないのか?
そうすることでなにが起きるのかを、順を追って解説していきます。
ロングテールキーワードのメリットとデメリット
ロングテールキーワードのメリットとデメリットを解説します。
メリット①:ブログのPVアップにつながる
って思うかもしれません。
しかし、僕が運営している複数のブログの傾向を見てみると、月間アクセス数が30万PVを超えるブログでは、ざっくり計算ですが
ビッグ、ミドルキーワード:約20%
ロングテールキーワード:約80%
と検索から入ってくるアクセスの大半がロングテールキーワードからによるものなのです。
これは、ニッチなキーワードを狙うほどライバルが弱い(いない場合もある)ので、検索で上位表示を取りやすいということになります。
上位表示を取れれば、それだけブログへの訪問者を増やすことができます。
ビッグキーワードばかり狙って、上位表示できないのではいつまで経ってもアクセスを伸ばすことはできません。
検索回数は少なくても、結果アクセスのほとんどをロングテールキーワードを占めているので、アクセスアップにつながるという理解になります。
メリット②コンバージョン率の上昇
ロングテールキーワードで記事を書くことはコンバージョン率(成約率)の上昇も期待できます。
下図を見てみてください。
「英会話 教室」というキーワードを例にしています。
「英会話 教室」で検索をした場合、検索キーワードがアバウトすぎて読者のニーズを正確に読み取ることがとても難しいです。
しかし、「英会話 教室 比較」「英会話 教室 価格」「英会話 教室 体験」などのさらに的を絞ったキーワードにすることによって、読者のニーズに沿った記事を書くことができます。
そうすることによって、より深いところで読者が求めている情報を提供し、読者にとってベストな商品提案もできるようになります。
デメリット①:1記事あたりのアクセス数は少ない
当然ですが、ロングテールキーワードは検索回数が少ないので、仮に検索1位を取ったとしても1記事あたりのアクセス量は少ないです。
なので、ロングテールキーワードのデメリットとしておきます。
ただ副産物が発生することもあり、狙っていたキーワードとは違う検索ワードで上位を取れることもあり、そのキーワードの検索量が多いとブログへのアクセスが急激に増えることもあります。
デメリット②:記事を量産する必要がある(根気がいる)
上記で解説している通り月間検索回数が少ないので、1記事あたりのアクセス数は少ないです。
なので大量のアクセスをブログに集めるには、記事を量産しなければなりません。
とても根気のいる作業になってきます。
ロングテールキーワードを攻めることが昨今のSEOの基本にもなってますが、作業量が求められるので一応デメリットとして挙げておきます。
ロングテールキーワードの攻略方法
続いてロングテールキーワードの攻略方法を解説していきます。
ロングテールキーワードでアフィリエイトする仕組み
ロングテールキーワードでアフィリエイト報酬が発生する流れですが、
ブログへアクセス
↓
広告をクリック
↓
コンバージョン(成約)
といった流れになります。
これは、普通のブログアフィリエイトのコンバージョンの流れと同じです。
ただニッチなキーワードを書くことによって、メリットのコーナーでも解説していますが、より読者のニーズに近い解説や案件の紹介をすることができます。
例えばですが、「英会話 教室」で1位を獲得して月間5,000アクセスあったとします。
※検索回数22,000回なので、実際のアクセス数も5,000程度と推測されます。
同じ量のアクセスを稼ぐには、500アクセスのあるロングテールキーワード記事が10記事に必要になります。
大量の記事数が必要になりますが、
ポイントは「アクセス数=売り上げ」ではありません。
当然アクセス数は多いに越したことはありませんが、ロングテールキーワード戦略で「キーワードごとに最適な解説をする」という行動は、少ないアクセス数で売り上げを最大化させることにつながるのです。
僕の運営しているブログで、季節ものを取り扱っているブログがあります。
オフシーズンのアクセス数は、1日20PV程度しかありませんが、それでも月に5万円ほどの売り上げがあがります。
記事数は20記事しかなく、すべてロングテールキーワードで書いたものになります。
ロングテールキーワードの正しい攻略方法
ブログ運営者であれば、「ビッグキーワードで上位表示したい」と思うのは誰しも憧れます。
私も、過去に「マイル」という月間検索回数が100万回を超えるビッグキーワードで検索順位9位を半年間維持したことがあり、当時とても嬉しかったです。
※残念ながら、現在はこの順位ではありません…
どうしてこういう現象が起こるのかというと、ロングテールキーワードをひたすら積み上げていくと、ビッグキーワードで上位を狙うことが可能になるのです。
もうちょっと具体的に解説します。
何度も紹介している「英会話 教室」のキーワードでイメージを解説します。
「英会話 教室」は月間検索回数が22,000回あるので、単体で上位を狙うのは中々厳しいものがあります。
しかしロングテールキーワードでは、検索回数1,000回以下のものがたくさんあります。
↓実際の検索回数を調査した結果
これらロングテールキーワードの記事をひとつずつ書いていきます。
そして、すべてのロングテールキーワードの記事をビッグキーワードの記事と内部リンクでつなぐのです。
そうすることによって、上位表示が無理であった記事でもサイト内を回遊することによってビッグキーワードの記事へアクセスをつなげることができます。
また、記事数が増えることによって「英会話 教室」を解説した専門性の高いサイトとGoogleに認識され、順位が上昇する可能性も上がります。
ロングテールキーワードの探し方
ロングテールキーワードの探し方を解説します。
ビッグワード+複数ワード
ロングテールキーワードの探し方は「ビッグキーワード+関連ワード」です。
Googleで検索すると、サジェストに候補キーワードが出てきます。
「関連キーワード取得ツール」を使ってもらって方が正確な結果が得られると思います。
検索結果に差異がありますが、これはGoogleは検索者の好みを反映して表示する機能が備わっています。
定期的に検索履歴等の削除をしても、中々「関連キーワード取得ツール」と同じにならないこともあるので、個人的にはツールを使う方が世の中のニーズを判断する意味では正確だと思っています。
検索回数の少ないものを狙う
検索回数はキーワードプランナーで調べます。
キーワードプランナーで検索回数を調べる方法は下記の記事で解説してますので、ご参照ください。
月間検索回数1,000回以下のものを選ぶようにしてください。
ブログ始めたてで、難しくてキーワードプランナーまでたどり着けなかったら、3語以上のキーワードがあるもので書いてしまって大丈夫です。
正確な検索回数はわかりませんが、3語以上で検索回数1,000回を超えるものはそうそうにありませんので。
関連するキーワードで記事を量産する
300回がいいのか?500回がいいのか?それとも50回がいいのか?選ぶ目安を教えて欲しい…
この辺を気にしだすと、自分の書きたい(書くべき)記事が見つからなくなってしまいますので、1,000回以下であればさほど気にしなくて良いです。
(初心者は100回以下のものを選ぶとライバルが少ないのでオススメ)
検索回数1,000回以下で、ご自身のブログに合った記事を執筆していってください。
キーワードプランナーで表示される検索回数は「Google」の検索回数のみになります。
日本で使われている検索エンジンは他にも「Yahoo」や「bing」などがあります。
なので、実際には1.5倍くらいの検索量があると思ってもらって大丈夫です。
特に、YahooはGoogleと同じシステムが採用されているのもポイントです。
1記事あたりのボリューム(目安)
1記事あたりのボリュームの目安ですが、キーワードごとに内容が異なるので何文字と指定するのは正直難しいです。
ただ、1,000文字以下のスカスカの記事では、いくらライバルが手薄とは言え、ちゃんとした解説した記事にはなりにくいです。
どんなキーワードであっても中身のある記事を書くことが大切です。
なので、3,000文字程度がひとつの目安になってくるかと思います。
まとめ:ロングテールキーワード攻略はブログの基本
最後にまとめたいと思います。
この記事では、ロングテールキーワードについて以下のことを解説してきました。
・ロングテールキーワードの概念
・ロングテールキーワードのメリットとデメリット
・ロングテールキーワードの必要と効果
・ロングテールキーワードの探し方
ブログ運営では、ロングテールキーワードの考えに合わせて記事タイトルのキーワード選びがとても大切になります。
キーワード選びを解説した下記の記事も併せて読んでいただけますとさらに理解も深まると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。