円安とインフレで、価格が高騰しているハワイ旅行ですが、それでもなんとか行きたいって考えていることと思います。
私もハワイに行きたいと思って、いつも調べています。
なので、この記事では私が調べた情報でハワイに安く行ける方法をまとめてご紹介していこうと思います。
旅費の大半は、「航空券」と「ホテル代」になりますので、そこをいかに圧縮するか?に焦点を当てていきます。
JALマイルを上手に活用すると、ハワイ往復の航空券が1万円程度の手出しで済ませることもできます。
航空券とホテルで費用を下げられれば、現地で使える予算が増えますので、旅行中ケチケチしてお財布の中身を気にながら観光をしなくても良くなります。
むしろ、ハワイに行って現地でケチケチするくらいだったら、沖縄に行って豪遊した方がよっぽど楽しいと思います。
この記事がお得にハワイに行く為の情報としてお役に立てますと幸いです。
この記事の信頼性
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
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ハワイに安く行く方法(現状把握から)
現状把握として、ハワイ旅行にかかるざっくりの費用を出してみます。
航空券はANAのエコノミークラス、ホテルはシェラトンワイキキに宿泊の3泊5日の旅行をするというシミュレーションで算出しています。
※JALもほぼ同じ価格です。
※JALはスクショできる画面が見にくいのでANAを例にしてます。
日付は夏休みの7月30日から8月2日を予定としています。
航空券は、ANAのエコノミークラスの割引料金で1人153,620円でした。(2人だと307,240円)
※購入時期、空席率などで値段は変化します。
ホテルは、シェラトンワイキキに3泊で$1840.21でした。
1ドル150円とすると、276,031円になります。
あとは、現地での滞在費としてタクシー代、食費、お土産代、チップなどでお金がかかり、少なくとも$1,000〜(15万円〜)くらいは必要になるかと思います。
2人でANAエコノミー、シェラトンワイキキに3泊5日のハワイ旅行にかかる費用
・飛行機代:307,240円
・ホテル代:276,031円
・滞在費:150,000円
合計:733,271円
いかがでしょう、3泊5日のハワイ旅行で70万円オーバーというのもビックリな数字ですが、上記の金額のうち約80%が飛行機代とホテル代にかかっていることがわかります。
この記事では、航空券とホテルを安くする方法に特化して、現地での滞在をなるべく豪華にしようというコンセプトでお伝えしていこうと思います。
みたいなケチなことはせず、せっかく行くハワイですので、キレイなビーチを満喫して、美味しいステーキ、ハンバーガー、パンケーキを食べに行きましょう!
ハワイに安くいく方法(航空券とにかく安く)
まずは、航空券を安く購入する方法から検証していきます。
安く行くならZIPAIRがおすすめ
ハワイに行くコストで大きな割合を占める飛行機代。
コストカットをするには、安い飛行機を探すしかありません。
現時点で安いのは、JALが運営しているLCCの航空会社「ZIPAIR」がお得です。
夏休みのハワイでも往復86,069円(2人分で172,138円)で成田-ホノルルを往復できます。
※ANAとの差額は67,551円(2人分で135,102円)
この価格で、23kgまでの荷物も預けることができます。
※オプションで30kgまで可能
※座席の指定は別途料金がかかります。
ZIPAIRのシートピッチは79cmとなっていて、JAL(84〜86cm)、ANA(86cm)なので若干狭いです。
しかし同じLCCのエアアジアのシートピッチは70cmなので、ZIPAIRはゆとりのある設定になります。
また、食事やエンターテイメントサービスのモニターはありません。
機内で食事を食べたい場合は、事前に注文することができます。
エンターテイメントは、手持ちのスマホやタブレットをネット接続することにより、機内サービスを利用することができます。
ZIPAIRはビジネスクラスも価格が控えめ
ZIPAIRには、ZIP Full-FlatというJALのビジネスクラス(スカイスイート3)と同じ仕様のシートを使った上級の座席が用意されています。
ビジネスクラスと同仕様なので、フルフラットにしてゆっくりハワイまで行くことができます。
同じ日程でZIP Full-Flatの座席を購入すると230,154円で購入することができます。
ちなみに、同じ日のANAのビジネスクラスは462,620円なので、ZIPAIRは半額で購入できることになります。
ZIPAIRポイントを貯めれば無料・割引できる
上記で解説した通り、ZIPAIRはLCCなのでそもそもの価格がJALやANAに比べて安いのが特徴ですが、ポイントを利用すればさらにお得に乗ることができます。
ZIPAIRには、ZIPAIRポイントというポイントがあり、このポイントはJALマイルから交換することができます。
JALマイルを貯めてみたい場合は、初心者向けのJALマイルの貯め方、使い方をシリーズ化して解説していますので、ご一読いただけたら幸いです。
JALマイルを貯める方法は多種多様の方法がありますが、基本はクレジットカードの決済で貯めるのが日常生活で出来るので最も基本的なやり方になります。
JALマイルを貯めるクレジットカードも、これもものすごい種類のカードがあります。
還元率とコスパで考えると、セゾンプラチナビジネスアメックスをおすすめしたいです
セゾンアメックスのJALマイル還元については以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
※年会費初年度無料(2年目以降22,000円)
※JALマイル還元率最大1.125%
※ふるさと納税でJALマイル3.25%還元
※プライオリティパス、コンシェルジュサービスなど付帯
基本還元率はセゾンに劣りますが、JALカードはAEONなどの使い方次第で高還元を出せます。
JALカードの選び方と基本はこちらをご参照ください。
ハワイに安く行く方法(特典航空券)
ハワイには、マイルを貯めて特典航空券でも搭乗券を予約することができます。
ただ、ハワイは日本人の旅行先として最も人気のある海外旅行地です。
当然、マイルを使った特典航空券をハワイ路線で乗りたいと多くの方が思っていますので、それだけ予約の難易度は高くなります。
マイルを貯めて特典航空券で行く
JALとANAの特典航空券でハワイに行く場合のマイル数は以下の通りです。
航空会社 | 座席 | マイル数(往復) |
ANA | エコノミー | 40,000 |
プレミアムエコノミー | 58,000 | |
ビジネス | 85,000 | |
JAL | エコノミー | 40,000 |
プレミアムエコノミー | 60,000 | |
ビジネス | 80,000 |
※ANAはレギュラーシーズンのマイル数を表示
※JALは基本マイル数を表示
また、現在は燃油サーチャージがとても高いです。
燃油+諸税で1人往復6〜7万円くらいかかります。(2人なら倍です。)
ANAのエコノミークラスで40,000マイル+63,940円の燃油+諸税の料金がかかっています。
マイルだけでなく、6万円を追加で支払う必要があるので、エコノミークラスのハワイ路線を特典航空券で使うメリットは少ないです。
40,000マイル+60,000円もここに払うなら、ZIPAIRポイントを貯めてZIPAIRを使った方がコスパとして圧倒的に良いです。
ハイシーズンの特典航空券は予約が難しい
ハワイは人気路線ですので、夏休みなどみんなが行きたいシーズンの特典航空券は争奪戦も必須です。
ハイシーズンは、自分の行きたい予定の日に予約が取れることまずないので、自分の休みの予定に合わせて飛行機を予約するなら有償での予約が確実になります。
そういう点からも、ZIPAIRには優位性があります。
ハイシーズンのハワイの特典航空券は、予約が難しいことを念頭に置いて狙う様にしてください。
自分の予定ではなく、飛行機の空席に合わせて旅行ができるならハワイのビジネスクラスも空席が見つけられるかと思います。
ANAのハワイ往復のビジネスクラスは、全然予約が取れないと言われてますが、このように空席を見つけることはできます。
JALも同様です。
燃油サーチャージを無料にできる方法
マイルを使った特典航空券で、燃油サーチャージが無料で乗れる方法もあります。
燃油サーチャージが無料になると諸税のみになるので、マイル+8,000円程度の費用で乗ることができます。
ハワイ便で燃油サーチャージが無料になるマイルと航空会社は以下の通りです。
貯めるマイル | 航空会社 | 燃油無料で乗れる
JAL | ハワイアン航空 |
アメリカン航空 | JAL、ハワイアン航空 |
ユナイテッド航空 | ANA、ユナイテッド航空 |
ハワイ路線の燃油サーチャージ無料の特典航空券については、YouTubeの動画に詳しくまとめているのでご覧になっていただけますと幸いです。
ただ、こちらも断っておきますが、お得な特典航空券はみんな予約したいので、こちらもハイシーズンは絶望的に空席がありません。
ハワイに安く行く方法(飛行機のまとめ)
ハワイに行く飛行機について解説してきましたが、価格、予約の取りやすさを踏まえ、現状ではZIPAIR一択となります。
ZIPAIRはJALが運営しているLCCなので、そもそもの価格が低価格ですが、ZIPAIRポイントというポイントを使うとポイントを使った分割引をすることができます。
ポイントがたくさんあれば、航空券を無料にすることも可能です。
ZIPAIRポイントは、JALマイルから1.5倍の倍率で交換することができます。
クレジットカード決済やポイントサイトの活用で、年間50,000マイル〜は無理をしなくても毎年貯めることができると思いますので、ハワイの飛行機代をよりお得にする為にJALマイルを貯めることをご検討されてみてください。
初心者向けのJALマイルの貯め方、使い方は以下の記事でシリーズ化して解説していますので、ご一読いただけたら幸いです。
ちなみに、「JALマイル×ZIPAIR」の組み合わせは現在最強に安い組み合わせで、特典航空券が比じゃないくらいに爆安になります。
ほとんどの方が気づいていないと思いますが、JALのエコノミークラスの特典航空券を使うマイル数でZIPAIRはほぼ無料で乗れます。
感覚的には、1万円くらいでハワイ往復できてしまう感じです。
例えば、下記のフライトを見てみてください。
こちら、往復で68,185円となってます。
※ハイシーズンを除けば、ほとんどが7万円前後の往復設定になっています。
仮に、JALのエコノミークラスに乗る予定で貯めていた4万マイルをZIPAIRポイントに交換すると、60,000ZIPAIRポイントにすることができます。
このポイントで支払いをすると、
68,185円-60,000円=8,185円
でハワイを往復することができます。
JALの特典航空券だと40,000マイル+7万円程度の燃油サーチャージと諸税がかかります。
ハワイに行くために貯めたJALマイルをZIPAIRで使うと、なんと航空券が1万円程度になってしまうのです。
さらに詳しく知りたい場合はこちらの記事でZIPAIRの使い方を解説してますのでご参照ください。
ハワイに安く行く方法(ホテル)
旅費の多くを占めるホテルについても、安くする方法をご紹介します。
ホテルは、泊まりたいランクがあると思いますので、とにかく安いホテルに泊まろうというのはオススメしません。
立地、ロケーション、清潔感などお好みにあったホテルを選ばれるのが良いです。
飛行機よりも、ホテルにいる時間の方が長いので、ホテルを優先で選んだ方が旅の満足度は上がると思います。
マリオットボンヴォイのポイントを貯めるのはお得?
ホテルサービスを調べていくと、マリオットボンヴォイのポイントを貯めて無料宿泊をしよう、上級会員の特典を使って得しようという情報が溢れていると思います。
では、今回の旅行例で取り上げている7月30日〜8月2日の3泊のシェラトンワイキキに無料宿泊する為に必要なポイント数を調べてみました。
3泊で300,000ポイント必要になります。
このポイント数は、マリオットボンヴォイアメックスで1,000万円決済しないと貯まらないポイント数になります。
※1泊からポイントを使えるので、1泊無料で2泊有償の予約も可能
現金で宿泊すると276,031円でしたので、これが無料は嬉しいですが、これだけのポイントを貯めるのがちょっと大変かなと思います。
普段から、マリオットボンヴォイのホテルに宿泊する場合は高還元を得られるのでアリですが、そうでない場合はコスパ的に悪くなると思います。
マリオットポイントを貯めたい場合は、マリオットボンヴォイアメックスでの決済以外に、ポイントサイトでも貯めることができます。
現在、「ハピタス」から1:1のレートで交換できて最も条件が良いです。
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エクスペディアを8%割引で利用する
海外のホテル予約に強い、エクスペディアはアメックスの特典で8%の割引利用をすることができます。
アメリカン・エキスプレスの発行カードでなく、セゾンアメックスでもこの特典は使えます。
※セゾンアメックスの優待特典「アメリカン・エキスプレス・コネクト」の一覧
セゾンアメックスでJALマイルを貯めてZIPAIRの航空券を安くして、エクスペディアを使って割引でホテルを使うというのは、効率的な使い方と思います。
ポイントサイトで約8%の還元を得る
ポイントサイトには、ホテル予約サイトを利用してポイント還元を得られるサービスがたくさんあります。
特に「booking.com」や「Hotels.com」はポイント還元が高い傾向にあります。
上記は、ポイントサイト「ハピタス」でbooking.comを利用した時に8%のポイント還元を得られる内容になります。
※時期によってポイント還元は異なり、6〜8%くらいの還元が多い
シェラトンワイキキは3泊で276,031円しましたが、ワイキキのホテルを調べると安価で評価の高いホテルは多数あります。
booking.comは私もよく利用してますが、評価点数8.0以上のホテルであれば経験上信頼できるかと思います。
同じ日程で、ヒルトン ガーデン イン ワイキキビーチは119,554円
Hotel Renewは62,322円です。
いずれも、シェラトンワイキキよりはランクの低いホテルになりますが、評価点の高さから決して悪いホテルではないです。
安く行く、全体の満足度を上げるならこういったホテルに変えて旅費を下げる検討をするのはアリかと思います。
ワイキキのホテルに3泊した時の料金比較
シェラトンワイキキ:276,031円
ヒルトン ガーデン イン ワイキキビーチ:119,554円
Hotel Renew:62,322円
booking.com利用は「ハピタス」がお得です。
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まとめ:夏休みでもハワイに安く行く方法
ハワイに安く行く方法で、飛行機代とホテル代を節約して、現地の滞在をより良くしようというテーマで解説してきました。
7月30日から8月2日の3泊5日プランです。
元々のシミュレーションのベースにした旅行プランは以下のようになっています。
2人でANAエコノミー、シェラトンワイキキに3泊5日のハワイ旅行にかかる費用
・飛行機代:307,240円
・ホテル代:276,031円
・滞在費:150,000円
合計:733,271円
これを、ZIPAIRを使って飛行機代を節約、ホテルは評価点数の高いコスパの優れたホテルをエクスペディアやbooking.comを使って割引やポイント還元を得ようという内容でご紹介してきました。
その結果、以下のような料金になります。
2人でZIPAIR普通席、booking.comでコスパの良いホテルに3泊5日のハワイ旅行にかかる費用
・飛行機代:172,138円
※ZIPAIRポイントを使えば割引・無料可能
・ホテル代:62,322円(Hotel Renew)
※8%ポイント還元→4,985円相当
・滞在費:150,000円
合計:384,460円(割引、ポイント還元含まず)
このように、ほぼ半額の値段で夏休みのハワイに行くことができるようになります。
上記の計算はZIPAIRポイントでの割引を考慮していませんので、仮に50,000JALマイルをZIPAIRポイントに交換していれば、さらに75,000円安く行けることになります。
「JALマイル×ZIPAIR」の組み合わせは現状最強に安く、ハワイに行く為にJALマイルを貯めていたなら無料みたいな飛行機代でハワイに行くことができます。
※ハイシーズン以外は、JALマイルを使ってZIPAIRに乗れば1万円程度の手出しでハワイ往復も可能です。
ZIPAIRについてはこちらの記事で費用感を含めて詳しく解説しています。
この価格なら、夏休みの高い時期であっても現実的にハワイに行きやすいですし、予算に余裕があるなら滞在で使うお金を増やせるので、現地で節約に走らなくてもよくなるかなと思います。
結論をいうと、
というのが、円安時代にハワイに安く行く方法になります。
航空券の値段は、早く買うほど安く、空席率などにも応じて変化します。
なるべく安く買うには、早く買うことも重要ですの覚えておいていただけると役に立つかと思います。
JALマイルを貯めるのは、セゾンプラチナビジネスアメックスがおすすめです。
※年会費初年度無料(2年目以降22,000円)
※JALマイル還元率最大1.125%
※ふるさと納税でJALマイル3.25%還元
※プライオリティパス、コンシェルジュサービスなど付帯
セゾンプラチナビジネスアメックスはプライオリティパスが付帯されているので、ZIPAIRでハワイに行く時は、成田空港、ホノルル空港でラウンジが利用できます。
成田空港の第3ターミナルにある「ぼてぢゅう屋台」で、プライオリティパスを使って無料でお食事をさせてもらった時の様子です。
「ぼてぢゅう屋台」では、モダン焼とたこ焼きがセットになったメニューを無料でいただくことができ、フライト前だけでなく帰国時も利用することができます。
多くの方に質問をされるマリオットボンヴォイアメックスは、私も持ってますしとても良いカードですが神カードではありません。
持っても良いかのポイントは「毎年どれだけマリオットボンヴォイのホテルに宿泊するか?」です。
ほとんど泊まらないなら、あまり得ではないので別のカードを検討されることをおすすめします。
※年会費分くらいの回収はできます。
マリオットアメックスが良い方、セゾンアメックスが良い方、他のカードが良い方と使い方によってベストな選択は変わってきます。
客観的に2枚のカードを比較してみたので、もしマリオットアメックスを検討されているなら一読くださいますと幸いです。
以上、私なりに考えたハワイに安く行く方法でした。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。