リライトするとどんないいことがあるの?
この記事では、ブログ記事のリライト方法について悩まれている方に向けて、具体的な改善方法をお伝えしていきます。
この記事でわかることは下記の4つになります。
・リライトをするタイミング
・記事の滞在時間を改善する方法
・記事のクリック率を改善する方法
・リライト後の注意点
これらを改善することによって、より読者のニーズを満たせる記事にすることができれば、検索順位のアップをすることができます。
検索順位アップ=アクセス数が増える=売り上げが伸びる
という好循環を作ることができます。
この記事の信頼性
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
【SNSアカウント】
Instagram:フォロワー約12,000人(@mile.mugen001)
X(Twitter):フォロワー約11,000人(@seki1410)
YouTube:マイルの錬金術師
実際に、リライトをすることによってビックワードで検索順位で上位を取ったこともあります。
例を出すとキリがないので2例だけご紹介します。
月間検索回数が150万回もある「マイル」という超ビックワードで一桁表示をしました。
「ANAアメックスゴールド」(クレジットカードの名称です)は月間検索回数が4万回程度ありますが、こちらでも8位前後の順位を獲得できました。
リライトは、長くブログを運営していく中で必要なことですので、この記事でリライトのやり方を身につけてもらえたら幸いです。
ブログのリライトをするタイミング
ブログのリライトとは、記事の内容を書き換えてより良いものに修正していく作業になります。
ブログ記事をリライトするときのタイミングを最初に解説しておきます。
新規ブログの場合
ブログ記事のリライトは、新規のブログを立ち上げたばかりならやらなくて大丈夫です。
新規のブログを開設して、リライトを考える時期の目安は開設してから半年以上経過した頃で大丈夫です。
理由は、新規で開設したブログはどんな良記事を書いてもGoogleから大した評価を受けることができないからです。
その段階で、記事をいじくり回してもあまり意味がありません。
開設してから半年以上経過している場合
開設してから時間が経っているブログの場合は、公開して1ヶ月以上が経過している記事をリライトの対象にするようにしてください。
よほど直す箇所がない限り、公開後3ヶ月くらいは放置で良いです。
公開したばかりの記事も、Googleの検索順位を決めている段階なので、イジってしまうと評価のやり直しとなってしまい適正な順位が確定するまでに時間がかかってしまいます。
ブログ記事のリライトで効果を上げたい数字は2つ
ブログ記事のリライトで、検索順位アップの為に上げたい数字は2つになります。
この2つが、高い水準にあるということは、読者のニーズを満たせている記事が書けているという判断になります。
次項から、具体的なリライト方法を解説します。
滞在時間を改善するリライト方法
まず最初に取り組むべきは「滞在時間の改善」です。
読者の滞在時間が低いということは、記事に対しての満足度が低いということになります。
具体的に言うと、
・記事が読みにくい
・知りたい内容が書かれていない
これら2つが考えられます。
読者が満足できる記事が書けていない以上、検索順位が上がることはありません。
なので、まずは記事ごとの滞在時間をチェックして、平均滞在時間の低い記事の修正から始めていきましょう!
平均滞在時間の測定は、Googleアナリティクス(レポート→エンゲージメント→ページとスクリーン)で確認することができます。
平均滞在時間別に、2つに分けて解説していきます。
平均滞在時間1分以下の記事のリライト方法
まずは、平均滞在時間が1分以下と極端に短い記事のリライト法です。
①記事タイトルと記事の中身にズレはないか?
最初にチェックすべきは、記事タイトルと記事の中身にズレがないかです。
読者の知りたいことに対して、読むかどうかの最初の判断基準は「記事タイトル」です。
読み始めて、「なんか違う」と思われたら即離脱されてしまいます。
あるキーワードを狙って記事タイトルを作っていると思いますが、中身がタイトルに対して適切かを確認ください。
もし、ズレているようなら、記事タイトルを見直す(キーワード選定を含む)のが一番手っ取り早い改善になります。
記事タイトルの付け方は下記の記事をご参照ください。
キーワードを変えたくない場合は、根本的な記事の書き換えが必要になります。
その場合は、キーワードから検索ニーズを読み取ることから考え直す必要があります。
検索ニーズの考え方は、下記の記事で詳しく解説しています。
②リード分をリライトする
記事タイトルと中身にズレがない場合に、滞在時間の短い要因としてもうひとつ考えられるのが、記事の書き出し(リード文)を読んで「続きを読みたくない」と思われてしまうことです。
悪い例を挙げると下記のような感じです。
・関係のないことが書かれている(筆者の自己紹介、世間話など)
・得られる情報が具体的にわからない
・とにかく読みにくい
この場合は、書き出し(リード文)を修正することで、本文を読んでもらえる可能性が飛躍的に上がります。
リード文の書き方は、こちらの記事をご参照ください。
平均滞在時間2分以下の記事のリライト方法
記事単体の平均滞在時間として、何分読まれたらGoogleは評価してくれるという基準は残念ながら公開されていません。
ただ、私個人が考えるところとして、2分以上は読まれたいと思っています。
その理由として、
あるキーワードに対して読者は悩みを解決したい欲求を持っている
↓
悩みを解決するには、具体的な解説と根拠の提示が必要
↓
読むことによって悩みを解決する
といった読者の悩みを解消するまでの理解と、それを解説している文章が3,000文字以上あるとしたときに、2分以下の滞在で解消できるとは考えにくいです。
なので、記事の平均滞在時間は2分を下限とし、できれば3分以上読まれる記事にすることによって読者のニーズを満たすことができ、Googleからも評価をしてもらえる記事になります。
これらを踏まえて、確認、改善したい項目7つを解説させていただきます。
①読者が知りたい情報が入っているか見直する
滞在時間1分以下の記事を改善する項目でも触れていますが、キーワードと記事の中身にズレがないこと。
これは必須ですので、もう一度見直すようにしてください。
ブログ記事において、読者の知りたいことってなんでしょう?
それは、読者の「質問」に対する「答え」です。
例えば、「沖縄県 沖縄そば 美味しい店」について知りたい読者に対して、「沖縄県 ラーメン 美味しい店」の記事を書いてはダメだということです。
これは極端な例ですが、こんなことをしているブロガーは正直多いです。
キーワードに対する、読者の悩み、知りたいことの理解が完全に不足している証拠です。
検索意図を知らなければ、読者の役に立つ記事は書けません。
検索意図に関して、下記の記事をご参照ください。
②情報が古くなってないか確認する
提供する情報の内容が古くなっていないか確認が必要です。
古くて役に立たない情報を摑まされるほど、読者にとって不利益なものはありません。
・情報にアップデートがあれば、書き直しをする。
・情報に誤りがあれば、追記、修正する。
など
また、記事を更新した場合には更新日が表示されていれば、記事の最新性を読者も認識することができます。
新しい情報というだけで、心理的に読む意欲は増すものです。
↓ほとんどのWordPressブログのテンプレートは更新日の表示ができるようになっています。
③見出しの設定が適切になっているか見直す
見出し(目次)の設定もなく、ダラダラ本文だけが書かれている記事がありますが、これは検索に対して有利に働きません。
見出しは、見出し2〜4までを使って記事の構成が階層立てて作られている必要があります。
見出しには、自然な説明の流れでキーワードを入れておくと、Googleからは「記事タイトル通りの記事が書かれてますね!」とみなしてもらえますので、検索でヒットする可能性が上がります。
適切な見出しの設定は、記事をより読みやすく、伝えやすい構成に整えてくれる役割があります。
当然、内容の良い記事は読者の滞在時間が長くなるのは言うまでもありません。
見出しの作り方は下記の記事で詳しく解説しています。
④論理的に理解できる文章にする
人間は、知らないことを理解するには「理由」を必要とするものです。
根拠なしに、「なるほど!」とは思わないものです。
なので、説明は論理的にする必要があります。
難しそうと感じるかもしれませんが、これには書き方に型(テンプレート)があります。
型にあてはめて書くと、読者に理解してもらいやすい文章が書けるようになります。
なので、下記の記事で記事の書き方テンプレートを解説してますので、これをマネするだけでOKです。
あと、注意点としては、
・わかりにくい表現は修正する(言い回し、例え)
・難しい漢字は使わない
・強調したい部分は「」などを使う
この辺りは気をつけると良いです。
⑤自分の考えや経験が盛り込まれているか確認する
記事の中に、あなたの考えや経験は含まれていますか?
検索1位の記事と2位の記事をマネして書いたところで、それはすでにネット上にある情報です。
それをGoogleは価値のあるものと見てくれると思いますか?
主張が同じだとしても、そこにあなたの考えや経験が入っていたら、それは付加価値のある情報になります。
オリジナリティのある情報を発信できるように心がけてください。
また記事の書き方として、1位、2位とは逆説的な意見を言っても構いません。
1位2位の記事が絶対に正しいということはなく、逆の意見だって世の中から求められている意見かもしれません。
その辺も考慮してみると、あなたらしい記事になっていきます。
⑥追記できる情報はないか確認する
情報の網羅性を上げる為に、追記できることがあれば書き足しをした方が良いです。
以前書いたときには知らなかったこと、レベル的に書けなかったことが、時間の経過と共に書けるようになっているかもしれません。
補足できる情報があれば、追記をしていきましょう!
ただし、文量を増やす為に、関係のない項目を増やしてダラダラ書くのは、読者のユーザビリティー(読者の利便性や満足度)が下がるのでやめた方が良いです。
⑦不要な部分は削除する
これは⑥の逆です。
書きすぎて、不要な項目が増えていないかの確認です。
記事タイトルのキーワードから考えて、読者が必要としている情報ではない不要な情報を消すこともリライトでは大切な作業になります。
ここまでが、記事の滞在時間を改善するリライト方法の解説でした。
クリック率を改善するリライト方法
続いて、クリック率を改善するリライト方法について解説します。
目安のクリック率を把握する
検索順位別のクリック率の統計値は下記のようになっています。
出典:SEO Pack
2017年のデータですが、僕が個人的に計測しているデータでは、これ以降も大きなズレはないと見ています。
なので、ざっくりこんなもんだと理解してもらえれば大丈夫です。
記事タイトルをリライトする方法
記事タイトルのリライトは3ステップで改善していきます。
①検索クエリごとの検索順位を把握する
まずは、現状把握が必要です。
あなたのブログの記事ごとのクリック率を確認してみてください。
サーチコンソール、またはGoogleアナリティクスのいずれかで確認ができます。
私はサーチコンソールを使うことの方が多いので、こっちの見方で解説します。
「検索結果→ページ→見たい記事のURLをクリック→クエリ」
で記事ごとの平均検索順位、検索キーワード(検索クエリ)ごとの検索順位がわかります。
↓こんな感じです。
②平均クリック率以下のものを選定する
上記で解説した、順位ごとのクリック率の統計値に沿って、クリック率が高ければOK、低ければタイトルの見直しが必要という判断になります。
改善の対象とする記事は、検索順位が30位以内のものを対象にすれば良いです。
実際に、30位くらいだった検索順位が、タイトルを見直しただけでトップ10入りしたなんてこともあります。
(スクショがなくてすみません)
11位〜30位くらいの記事は、タイトルを見直すだけでもトップ10入りの可能性は十分にあります。
逆に10位以内の記事は、タイトルだけで順位アップの可能性はゼロではありませんが、タイトルだけでなく中身もより上位の記事よりも良いものに修正する必要があります。
③記事タイトルを見直す
記事タイトルをつける上でのポイントは3つです。
・キーワードの選定
・クリックしたくなる要素が入っているか
・簡潔にブログの中身がわかるタイトルになっているか
読者の注目を引く為に、過剰な表現をすることは離脱率の向上につながるので好ましくありませんが、嘘のない範囲でより魅力的に魅せる必要はあります。
記事タイトルは、クリック率を上げる為に非常に重要な要素ですので、よく考えてつけた方が良いです。
上手なタイトルがつけられると、平均クリック率の2倍、3倍、もしくはそれ以上の数字を狙えるのでかなりお得です。
詳しい記事タイトルの付け方は、下記の記事をご参照ください。
検索順位が圏外の記事は新しく書き直しても良い
記事公開から半年以上経っても検索順位の上がらない記事は、書き直した方が良いです。
順位にして、50位以下の記事が該当してきます。
古い記事を削除して、新しい記事として書き直しても良いかもしれません。
(30〜50位くらいの記事は、記事の中身を見直すことで順位アップは十分に狙えます。)
また初心者にありがちなのは、ライバルの強すぎるキーワードを選んでいる為に順位が上がらないということもあります。
その場合は、記事を書く切り口を変える必要があります。
弱者には弱者の戦略があります。
初心者が競合のひしめくキーワードの中に飛び込んでも、とても太刀打ちできません。
ここの対処法については、ロングテールキーワードの記事を書くという攻め方があります。
ロングテールキーワード戦略については、下記の記事をご参考ください。
リライト後の3つの注意点
実際にリライトをした記事についての注意点は3つあります。
①リライト後はしばらく様子を見る
記事をリライトしたら、1週間ごとに改善状況をウォッチするようにしてください。
見るべき項目は4つです。
・改善した記事の「滞在時間」と「検索順位」
・改善したタイトルの「クリック率」と「検索順位」
②1ヶ月以上様子を見る
最初の1週間を見て、なんら変わりがないからといって、またリライトをするのはやめた方がよいです。
また、リライトをすると一時的に順位が下がることもあります。
その場合も慌てずに様子を見ましょう!
少なくとも、リライトの効果がわかるには1ヶ月程度の時間を要します。
さらにリライトが必要かどうかの判断は、1ヶ月くらいの期間の傾向を見てから検討するようにしてください。
③記事リライトとタイトルのリライトは同時にやらない
リライトをする場合は、記事のリライトとタイトルのリライトは同時にやらない方が良いです。
根本的に書き直す場合を除きますが、修正レベルで両方リライトしてしまうと、どっちに効果があったのか判断ができなくなってしまいます。
ひとつずつ直して、経過を見ながら更なるリライトを検討していってみてください。
まとめ:リライトのやり方
この記事では、リライトの方法について解説してきましたので、最後にまとめたいと思います。
記事のリライトをする目的は、検索順位を上げてアクセス量を増やす為です。
アクセス量が増えると、単純に売り上げが上がりますので、リライトは大切な作業のひとつになります。
リライトをする上で計測が必要なデータは、2つです。
これら2つが上がると、Googleは読者のニーズに合う記事と判断して、検索順位のアップが期待できます。
この記事では事象別に15のやり方を解説してきました。
あなたのブログの弱点に応じてリライトを行ってみてください。
総合的に記事のクオリティを上げていくには、記事の設計から執筆までの記事構成を順序立てて作っていくとレベルの高い記事が書けるようになります。
めちゃくちゃ読まれる記事構成の作り方を下記の記事で解説してますので、合わせてご確認いただけると幸いです。
以上、最後まで閲覧いただきありがとうございました。