リッツカールトン シンガポールもクラブラウンジは、マリオットエリート会員資格では入れないラウンジです。
5つ星ホテルのクラブアクセス付き客室宿泊者のみが入れる、ラグジュアリーな世界をブログレビューします!
ザ・リッツ・カールトン・ミレニア シンガポールのクラブラウンジ

リッツカールトン シンガポールのクラブラウンジはホテル最上階の32階にあります。
ゴールドのライン装飾が印象的なこの空間には、ラウンジアクセス権のある部屋の宿泊者しか、入ることができません。
フードプレゼンテーションで5回の食事を楽しめる

クラブラウンジでは、5回のフードプレゼンテーションを楽しむことができます。
今回は5回とも楽しんできましたので、詳しくレビューしていきます。
利用条件

クラブラウンジの利用条件は、クラブアクセス付きのお部屋に宿泊することです。
リッツカールトンでは、マリオットのエリートステータス特典でのクラブラウンジへの入場は不可となっています。
マリオットリワードに不参加の、リッツカールトンシンガポールだけではなく、日本国内のリッツカールトンでも同様です。
クラブラウンジを利用したい方は、予約時に「クラブラウンジへのアクセス」と記載のあるお部屋か、スイートルームの予約が必要です。
宿泊した部屋のレビューはこちらの記事にまとめてますので、合わせてご覧ください。

営業時間
リッツカールトン シンガポールのクラブラウンジ営業時間は、6:30~22:30となっています。
タイムテーブルは下記の通りで、1日5回ものフードプレゼンテーションを受けることができます。
営業時間:6:30~22:30
・朝食 平日6:30~10:30 土日祝6:30~11:00
・ミッドデイ・スナック 12:00~14:00
・アフタヌーンティー 14:30~16:30
・オードブル&カクテル 17:30~20:00
・デザート&コーディアル 20:30~22:30
ドレスコード
ラウンジ利用の際の、ドレスコードは「スマートカジュアル」です。
スマートカジュアルは、フォーマルとカジュアルの間の服装。
ドレスコードの中では、格式が高いわけではありませんが、だからといってカジュアルコーデでいいわけではありません。
堅苦しくはないものの、きちんと感があり、洗練された雰囲気が求められます。
デニムやショートパンツ、ビーチサンダルなどはそぐわないので、気を付けましょう。
スウェットやジャージなど部屋着を連想させるアイテムもNGです。
実際に利用した際も、きちんとした服装の方が多かったのでカジュアルすぎる格好は浮いてしまうかと思います。
リッツカールトン シンガポールの豪華なクラブラウンジ内の雰囲気
リッツカールトン シンガポールのクラブラウンジの雰囲気についてご紹介します。
昼間の雰囲気

クラブラウンジの中は、ゴールド系を基調としたインテリアでとても華やかでした。
ゴールドの煌びやかさに、絨毯のブルーとホワイトが爽やかさを加えていて、洗練された印象です。
居るだけで金運が上がってきそうな空間でした。
窓側で1人でもゆったり過ごせるような席や、グループでもゆったり過ごせる席があり、広々としていました。

クラブラウンジは、ホテルの最上階にあり、大きな窓からはマリーナベイが一望できます。
シンガポールの象徴的な、マリーナベイ・サンズを見渡すことができ、シンガポールにきた実感が沸く景色です。
夜の雰囲気

夜の夜景の美しさは圧巻です。
遠巻きですが、水上ショーが眺められます。
アルコールを飲みながら、音と光を上から眺めて楽しむという贅沢。
煌びやかなシンガポール夜の光は、エネルギッシュで美しかったです。
マリーナベイサンズもライトアップされて、独特の形が際立ち、より存在感が増していました。
フードプレゼンテーションのメニュー
5回のフードプレゼンテーションを味わうことができましたので、ご紹介します。
どれも無料の宿泊者特典とは思えない、充実した内容と上質なサービスでした!
アフタヌーンティー

14:30~16:30のアフタヌーンティーを利用しました。
アフタヌーンティーは、ビュッフェ形式ではなく、テーブルにサーブされます。
3段のアフタヌーンセットに溢れそうに盛られています。
こちらが2人分です。
上段スコーン2種、中段にケーキ数種類に加えて、シンガポールのお菓子ニョニャクエがありました。
カラフルな層になっているのが、ニョニャクエです。
見た目は派手ですが、甘さ控えめでおいしかったです。
一番下には、クロワッサンサンドなどしっかりとしたセイボリーがありました。
1つ1つがしっかりとしたボリュームで、アフタヌーンティーでおなか一杯になります。

一緒に紅茶をいただきました。
ポットでサーブしていただくので十分な量をゆっくり席で味わえます。
香り高くておいしい紅茶でした。
シャンパンやビールなど、アルコールを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
アルコールはカクテルタイムのみの提供のラウンジが多い中、こちらではほかの時間でも飲み放題です。
アフタヌーンティーの時間から、レベルの高いサービスの提供でした。
カクテルタイム

次は、楽しみな17:30~20:00のオードブル&カクテルです。
様々なリキュール、レモンやライムなどトッピングも並びますので好みのものを作ることができます。

ワインも各種揃っていました。
こちらは、飲みたいワインを選んで、量を選ぶと注ぎ口からワインが出てくるようになっていました。

冷蔵庫の中には、瓶ビールと冷えたグラスがありました。
ビールは、タイガービール、ハイネケン、アサヒスーパードライが用意されていました。
現地の物も飲みたいし、やはり日本のビールもおいしいし、と悩むところですが選択肢があるのは嬉しいです!

「牛肉のルンダン」(牛肉をココナッツミルクと香辛料で煮込んだもの)など、インドネシア料理などローカルフードも並びます。


シンガポールの屋台飯「海南チキンライス」もありました。
すごいボリュームの「オイスターケーキ」はカリカリの皮の中にひき肉や牡蠣が入っているローカルスナックまで。
屋台に行かずとも、シンガポールのローカルの味を楽しめます。


サラダは、新鮮な葉物野菜と野菜スティックが並びます。
ドレッシングがたくさんあって、悩みます。
チキンコーンサラダや、豆類、サラミなどコールドミール系も充実。


小鉢も様々あって、シンガポール名物のラクサをアレンジしたものなど凝っていました。
パンはハード系を中心に様々あり、西アジアや中近東でよく食べられる薄焼きのパン「ラボッシュ」など、見慣れないものもありました。
お花の形のバターなど、並べ方がかわいかったです。


デザートコーナーには、ティラミスやアーモンドタルトなど、本格的なケーキが並びます。
ドラゴンフルーツなどの、南国らしいフルーツもありました。

ビールと共に、いただいたものはこちら。
海南チキンライスが、鶏肉のうまみが御飯にうつっていて、さっぱりしていてとてもおいしかったです!

各テーブルに「サテ」がサーブされて、とてもおいしかったです。
ピリ辛のピーナッツソースをつけて食べます。

デザートに、ワインとともにフルーツをいただきました。
ローカルフードが充実していて、それでいてさすがの高級ホテルなので、料理のグレードが高く、どれもおいしかったです。
種類の豊富さや、質の高さ、またスタッフも目を配ってくれてホスピタリティの高さを感じました。
コーディアル

20:30~22:30のデザート&コーディアルです。


カクテルタイムのデザートに加えて、3種類のケーキが登場しました。
パンダンケーキ(パンダンリーフで香りと色を付けたシフォンケーキ)、ヨーグルトケーキ、チョコレートケーキでした。
パンダンケーキは、見た目は鮮やかな緑ですが、バニラっぽい風味のやさしいお味でした。
白いデザートは、「ボボチャチャ」という、甘いココナッツミルクにタロイモやタピオカを加えた、ローカルお汁粉のようなものでした。
ラウンジの食事だけで、シンガポールの様々なローカルフードや、デザートが味わえて楽しいです。


チョコレートや、マカロンもあり、宝石みたいに美しく並んでいました。

アルコールと共に、ボボチャチャとチョコやケーキをいただきました。
小さなサイズなので、寝る前に少しにいいですね。
アフタヌーンティーから、ここまでとても充実のフードプレゼンテーションでおなかも満たされました。
朝食

次の日の朝食です。
朝食の時間は、平日6:30~10:30 土日祝6:30~11:00です。
早くからいただけるので、観光の前にもありがたいです。


エッグステーションでは、オムレツ、スクランブルエッグ、オーバーイージー(両面焼き目玉焼き)、目玉焼き、ポーチドエッグ、半熟卵、固ゆで卵が選べます。
卵料理の種類も、好みに合わせて豊富です。


ブラウンマッシュルームのお粥、油條(中国式揚げパン)、海老蒸し餃子などローカルな主食が並びます。
お粥のトッピングもたくさん用意されていました。
そして朝からがっつりと行きたい方のために、フライドチキンも。
チキンの隣は、ブルーピーココナッツライスで青いお米です。
お米が青くてびっくりしますが、バタフライピーという植物で色づけられていて、マレーシアなどでよく食べられるそうです。


サラダ、サーモン、ハムなどコールドミールもしっかりあります。
また、パンの種類が豊富です。
クロワッサンや食パンなど主食系だけでなく、マフィンなどの甘い系のパンもありました。
そしてシンガポールならではの、カヤジャムが2種類あり、食べ比べができて嬉しかったです。


デザートとフルーツも、多少夜と種類が変わっていました。
ヨーグルトやヤクルトも揃っています。
日本では見たことのない色のヤクルトがあってびっくりです。

朝食は軽めに、サラダやオムレツ、ベーコンなどといただきました。

そしてこちらのカプチーノがすごかったです!
なんと、リッツカールトンのロゴがくっきりと描かれています。
もちろんおいしいですし、目でも楽しませてくれますのでカプチーノぜひ頼んでみてください。
ミッドデイ スナック

フードプレゼンテーション5つ目は、12:00~14:00のミッドデイ スナックです。
こちらで全制覇です。

朝食とはまた違った料理が並びます。
軽食といいますが、しっかりとおなかにたまりそうな料理がありました。
ビーフシチューや、揚げラクサだったり、カレーパイなどがっつりしています。
そしてどれもおいしそう。

サラダや小鉢系も数種類ありました。
いっぱい食べたから、さっぱりでいいわ~という人にも嬉しいコーナー。

白と黒のバンズのサンドがありました。
黒いバンズのほうには、イクラが入っています。
シンガポールで、イクラに出会うとは!しかも斬新な食べ方です!


チーズなどが数種類と、パンはカクテルタイムと同じものでした。


デザートの種類が増えていました。
フルーツに加えて、とても美味しそうなケーキとシンガポールの伝統菓子「ニョニャクエ」。

コーラと共に少しずついただきました。
イクラの乗った黒いバンズは、上品な味でした。
軽食というなれど、それぞれが質の高いアイディアのある料理でびっくりです。
まとめ:リッツカールトン シンガポールのクラブラウンジを利用してみた

リッツカールトン シンガポールのクラブラウンジを利用してきました。
全5回のフードプレゼンテーションは、どれもこれが無料なのか!と驚かされる質と種類の豊富さでした。
ローカルフードもふんだんに織り交ぜられていたので、シンガポールの食文化の豊かさを、ラウンジだけでも感じることができました。
ホテルのラウンジで、これだけの地元の食の楽しさを伝えてくれるのは、素晴らしいなと感動しました。
また、スタッフのホスピタリティも高く、目を配り、気さくながらも洗練されたサービスを提供していただきました。
リッツカールトン シンガポールのクラブアクセス付きのお部屋は、決して安くはありませんが、対価以上の圧巻のサービスを受けることができました。
リッツカールトン シンガポールはマリオットボンヴォイ加盟ホテルですので、お得に宿泊するなら「マリオットアメックス」がおすすめというのが定番です。
ただリッツカールトン シンガポールは、マリオットボンヴォイのステータスサービスを受けることができないので、カードを持っていても旨みはありません。

また、マリオットアメックスをマイルを貯める目的で持つという方は意外に多く、マリオットボンヴォイのホテルの宿泊数が年間で数泊程度だと、高額な年会費を得するまで利用できるか微妙なところになります。
マリオットボンヴォイのホテルに宿泊する見込みがないならおすすめしません。
※ホテルに泊まる場合は持った方が良いです。
カードのバランス重視なら、無料宿泊券やプライオリティパスの特典があるアメックスゴールドプリファードに分があります。

マイルを貯めるなら、マイルが貯まるクレジットカードを持つことをおすすめします。
ANAであれば、入会キャンペーンで大量マイルを獲得できます。

JALは、入会キャンペーンがANAほど強烈ではありませんが、セゾンプラチナビジネスアメックスなど日常利用で還元率の高いカードがあります。
付帯特典も多いのでおすすめできます。

JALマイルを目的でカードを持つなら、セゾンプラチナビジネスアメックスは大変お得です。
※初年度年会費無料(年会費22,000円)
※JALマイル還元率1.125%
※コンシェルジュデスク、プライオリティパス付帯
マリオットアメックスを持った方が良いパターンとセゾンプラチナビジネスアメックスの方が良いパターン、はたまた違うカードが良いのかは人それぞれ変わります。
みんなが良いと言うからマリオットアメックスを作るのではなく、年会費が高額なカードですので入会する前に下記の記事も合わせてご一読いただけますと幸いです。
旅行を豊かにする上で、マイルを優先するのか、ホテルを優先するのかで考え方は大きく変わります。
JAL、ANA両方の視点で客観的に解説しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。