たぶん、ブログアフィリエイターの多くの方はこんなお悩みを持っていると思います。
ですが、アクセス数を増やすことで稼げると考えているあなたは、今後とんでもない不幸な目に合ってしまうかもしれません。
この記事では、そんな現実と対処について解説していきます。
ブログアフィリエイトをしていく上で、「始める前」もしくは「初心者のうち」に知っておいた方が良いことです。
この記事の信頼性
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
【SNSアカウント】
Instagram:フォロワー約12,000人(@mile.mugen001)
X(Twitter):フォロワー約11,000人(@seki1410)
YouTube:マイルの錬金術師
実際に、私もアクセスを追うことによって不幸な目にも合ったことがありますし、アクセスを追うことでかなり消耗もしました。
ブログをがんばりたいって思っていたら、ぜひ一読いただけますと幸いです。
ブログアフィリエイト収入の仕組みを理解しよう
まずは、ブログからの収入形態の基本を理解しましょう!
お金の流れがわからないと、自分のところへの身入りも考えられませんので。
ブログアフィリエイトの収入形態は大きく2つある
ブログでアフィリエイトをする場合、基本的な収入が入るパターンは2つになります。
①クリック報酬型
②成果報酬型
①クリック報酬型(Googleアドセンス)
クリック型の報酬の代表は、Googleアドセンスになります。
Googleアドセンスは、Googleから表示された広告をクリックされることによって報酬が発生します。
下記のように、ブログ記事やニュースサイトの本文中や、記事後の関連記事一覧の中に「スポンサーリンク」や「広告」と表示されたバナーが表示されます。
読者がこのバナーをクリックすると、売り上げの有無に関わらずサイト運営者に広告料が入る仕組みになっています。
サイト運営者からすると、セールスをする必要がないのでお手軽なアフィリエイト手法として多くのブロガーが導入をしています。
知っておくべきGoogleアドセンスの報酬目安
Googleアドセンスの報酬の目安ですが、1クリックあたりの報酬単価は20円〜30円と言われており、100人に1か2人がクリックしてくれるのが統計上のデータとなっています。
単価とクリック率が決まっているので、アクセス数が多くなれば収入も増えるという単純計算が成り立ちます。
アドセンス収入の目安を表にしてみました。
月間アクセス数 | 報酬目安 |
10,000PV | 2,000円〜6,000円 |
30,000PV | 6,000円〜18,000円 |
50,000PV | 10,000円〜30,000円 |
100,000PV | 20,000円〜60,000円 |
300,000PV | 60,000円〜180,000円 |
500,000PV | 100,000円〜300,000円 |
1,000,000PV | 200,000円〜600,000円 |
2,000,000PV | 400,000円〜1,200,000円 |
ざっと見て、10万円稼ぐのに月間30万PVは少なくともないと稼げない計算です。
↓実際に29万アクセスで約10万円のアドセンス収入を得た例
②成果報酬型(ASPアフィリエイト)
成果報酬型のアフィリエイトは、ASP(アフィリエイトできる商品を仲介してくれるサイト)に掲載されている商品が購入、申し込みなど成約をすることによって報酬を獲得することができます。
報酬額の幅は広く、1件200円くらいから、大きいもので3万円くらいの幅があります。
当然、報酬額の高い案件は人気が高いので、競合も多くなります。
成果報酬の為、「アクセス数には比例せず単純に何件売れたか?」が報酬の指標になりますので、こちらは大量のアクセス数を必要としないのが特徴です。
補足しておきますと、ブログから収入を得る方法は、アドセンスやASP案件を紹介するアフィリエイトだけではありません。
アフィリ以外にどんな方法があるかは、下記の記事をご参照ください。
初心者はアドセンスにこだわらない方が良いです
正直に言うと、こだわらない方がいいです。
アドセンスにこだわらない方が良い理由
Twitterなんかを見ていても、Googleアドセンスに関するツイートはよく見かけますので、ブロガーにとって人気のアフィリエイト収入源なんだということが感じ取れます。
ただ、Googleアドセンスは、正直いって大して稼げません。
無いよりは、あってもいいかなくらいのレベルだと個人的には考えています。
それでも、アドセンスの審査を通す為に記事を書いたりしているのを見かけると、本末転倒というか、なんと不効率なことをしているのだろうと感じてしまいます。
上記のアドセンス収入の目安でも書いてますが、10万円稼ぐのに30万PVが目安で必要というのは、どう考えても割が合わないです。
※アドセンスじゃなくても、クリック型のアフィリをメインにすると同じ現象が起こります。
成果報酬型を最初から狙った方が圧倒的に楽です
成果報酬型のアフィリエイトの場合は、単価が高いのでたくさんのアクセスを必要としません。
世の中の広告の成約率というのは、一般的に1〜2%と言われています。
(ジャンルによっては5%以上もある。)
ということは、100クリックされれば少なくとも1件は売れる計算になります。
ちょっとこの例は非常識な売れ方をしてしまってるんですが、私が運営している1サイトは1日10PVで月10万円売り上げています。
これは5月16日のツイートなので半月分の集計ですが、このまま10万円で終わってしまったとしても、
300PV(10PV×30日)で10万円は相当なインパクトがあるのではないでしょうか?
10万円 ÷ 300PV = PV単価333円です。
アドセンスが100PVで1クリック(30円)だとしたら、
30円 ÷ 100PV = PV単価0.3円です。
実にPV単価が1,000倍違うことになります。
333円のPV単価はちょっと異常値ですが、仮にこの10倍のアクセス数が必要だとしても1日100PVなので、×30日して月間3,000PVです。
月間3,000PVで稼げるアドセンスの額は、1,000円にも満たないんじゃないでしょうか…
両方同時にやればいいんじゃないの?
それでもいいですが、結局PVを追いかけてしまいます。
理由は、PVが増えると多くの人の目に触れるので、成果型の案件も売り上げが増えるだろうと錯覚してしまうからです。
売り上げとは関係のない記事がたくさん読まれても「1PVは1PV」です。
PVが増えると、アドセンスの収入が微増します。
そうすると、さらにアクセス数を増やそうとする。
そこに中毒性があると私は思っています。
昔から、「二兎を追う者は一兎をも得ず」っていうじゃないですか。
ただ、アドセンスは効率の悪い仕事をしている自覚をした上で、メインに紹介する商品を第一に考え、補助的にあってもなくてもどっちでもいいやってくらいの気持ちでやらないと大変だよ
ってことが言いたいんです。
アドセンスの審査を通す為に記事を書いて、アドセンスの収入を伸ばす為にブログをやっている初心者の方があまりにも多いので、そもそもの部分を理解して欲しいです。
アドセンスをやっても、「ブログで稼げた」という体験をする為に数百円稼いだら、とりあえず放置でいいんじゃないかなーと思っております。
アクセス集めをすると地獄をみる
もうトドメにしかならないのですが、アクセス集めをメインとしたブログ運営をしていくと、地獄をみる可能性があります。
なぜ地獄かというと、不可抗力な損害を被ったり、リスクヘッジにやることが多すぎて自分自身が消耗しきってしまうからです。
アクセスをたくさん集めるのは消耗戦になる3つの理由
アクセスをたくさん集めるのは、消耗戦になる理由は3つあります。
結構な確率で、身をすり減らすことになります。
理由1:ライバルの多い激戦区で戦う必要がある
アクセスを大量に集めることは、それだけ市場の大きなジャンルを選ばなければなりません。
市場が大きい=ライバルも多い
ということになります。
すでに競合がひしめくジャンルで、SEOの陣取り合戦をガチンコでやる勇気があるなら良いです。
ただ、有名なブロガーさんやアフィリエイターに勝てるとまではいかなくても、互角に戦えると思えないならオススメできません。
理由は簡単、彼らよりも良い記事を書かなければ、検索上位を獲得することができないからです。
理由2:Googleの仕様変更でアクセスが激減することがある
大量アクセスを集めるサイトで最も恐いのは、Googleの仕様変更による検索順位の変動です。
(Googleコアリズムアップデートと呼ばれています)
数ヶ月に一度Googleが検索エンジンの評価指標を更新することによって、検索順位の変動が起こります。
(Googleは、ユーザー第一に考える為、よりユーザーの役に立つコンテンツを提供できるようにシステムのアップデートを定期的に行っています)
特に、数年に一度大きな変更があり、突如としてアクセスが急激に減ることがあります。
「売り上げ90%減」なんてよくある話です。
↓月間13万アクセスくらいあったサイトが、短期間に2度のGoogleアップデートを受けて、85%近くアクセスが下がってしまったことがあります。
私の場合は、複数サイトを持ってますし、SEOがダメでも広告やメルマガが活用できるので、いくらでもリカバリーができます。
ただ、1サイトだけ運営していて、SEOからの集客に依存していたら死活問題になると思いませんか?
そんな目にあったら、「ブログはオワコン」って思って離脱したくなると思います。
理由3:外部からアクセスを集める努力が必要になる
最近、ブログのアクセスを集める為に、SNSの運営をセットでやるのが当たり前になってきています。
ほとんどのブロガーは、「ブログ+Twitter」をやるのが主流です。
ほかにも、Instagramを併用したり、YouTubeをやったりする方も増えています。
SNSなどを併用する理由は3つあります。
①外部からの流入が増えれば単純にアクセスが増える。
②被リンクが増えるのでSEO的に有利に働く
③上記で解説したGoogleの仕様変更対するリスクヘッジになる
Google検索以外に、外部からのアクセスを集めておくことはSEOにも効果がありますし、検索順位を落とされたときに収入がゼロにならないようにしておく為です。
ブログだけでも大変なのに、Twitter、Instagram、YouTubeなど総力戦の様相があり、ここまでやったら確実に消耗しきって普通の人なら継続できません。
私は、「これ全部運用しましょう」って言われたら、ちょっと無理です。
やる前からギブアップします。
まとめ:アクセス数狙いで稼ぐのはキツイ
この記事では、アクセスを追いかけるブログを運営するのはほどほどにした方がいいよという内容でした。
簡単に復習したいと思います。
ブログアフィリエイトの報酬は「クリック報酬型」と「成果報酬型」の2つの収入形態があります。
その中で、「クリック報酬型は稼ぎにくい」ということをお話してきました。
実際のクリック単価は、Googleアドセンスだと1PV=0.3円程度です。
成果報酬型の案件の場合、案件1成約の報酬にもよってしまいますが、統計的に100クリックで1回以上は売れるというデータが出ています。
仮に100PVで1,000円の案件が1つ売れた場合、1PV=10円という計算になります。
(1,000円 / 100PV = 10円)
ここでのクリック単価の差は33倍なので、クリック報酬型は効率が悪いということが言えます。
クリック報酬型は、参入しやすく、売らなくても稼げる気軽さがありますが、初心者の方でしたら稼げる体験程度にしておいた方が労力的に楽ができます。
そして、報酬を伸ばす為に多くのブロガーさんはアクセス数を増やすことにこだわっています。
これは、Googleや競合ブログとの終わりのない消耗戦になる可能性が高いです。
理由1:ライバルの多い激戦区で戦う必要がある
理由2:Googleの仕様変更でアクセスが激減することがある
理由3:外部からアクセスを集める努力が必要になる
人生を消耗したくないから副業を始めているはずなのに、ブログで人生の消耗を加速させてはなんの意味もありません。
アドセンスは入れても、あくまで収入のメインとして考えないというのは結構大切だと思います。
じゃあ具体的に、アクセス数勝負にならないブログを作るにはどうしたらいいのか?
それは次の記事でどうしていったらいいかを解説していきます。
記事で最初にやるべき一番大切なことですので、ぜひご一読ください。