ANAマイルを貯めるカードとして、ANAダイナースはどういう方が持つのがオススメなのか?
という視点で見て、この記事では解説していきたいと思います。
私なりの考えでは、ANAダイナースのビジネスアカウントを法人の経費決済用にして、個人カードにSFC(スーパーフライヤーズカード)を付帯して持つと、1枚カードで複数の役割をこなしてくれて年会費も抑えられるのでコスパの良い持ち方と思っています。
ANAダイナースを発行する参考にしていただければ幸いです。
この記事の信頼性

私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
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ANAダイナースは法人とスーパーフライヤーズカードのセット利用がおすすめ


ANAダイナースの個人用カードの年会費は29,700円となりますが、これに経費決済専用カードとしてビジネスアカウントカードを年会費5,500円で追加することができます。
法人の方だけでなく、個人事業主であっても経費決済のカードを分けたい、引き落とし口座を分けたいといった場合に、コスパよく個人カードと経費決済カードの2枚を持つことができます。
もちろん、利用明細も2つ発行されますので、税務処理をする時なども余計な手間を省くことができます。
また、ANAダイナースはスーパフライヤーズカード(SFC)を付帯することができますので、ANAの上級会員を持たれている場合、個人カードと法人カードをセットにしてSFCも持てるというメリットがあります。
上記の様に、ビジネスアカウントを格安で発行できることにより、法人の経費決済カード、SFCを別々に作る必要がなくなるのでカードの発行枚数を減らすことができ、維持コストも下げることができます。
また決済で貯めたポイントをすべてANAマイルに交換ができるという点についてもメリットになることと思います。
こういった、個人カード、法人カード、SFCの3点セットを集約されて持たれたい方に、とてもオススメできるのがANAダイナースカードになります。
こういう使い方に該当される場合は、ご検討されてみてください。
↓ANAダイナースのお申し込みはこちら
ANAダイナースカードのメリット


ANAダイナースカードの主なメリットや特徴を解説していきます。
マイル移行


ANAダイナースカードのポイント還元率は1%です。(100円=1ポイント)
このポイントは、ANAマイルに移行する際の上限設定がありません。
プロパーのダイナースカードではダイナースグローバルマイレージ(年6,600円)に登録する必要がありますが、ANAダイナースカードではその必要もありません。
(プロパーのダイナースカードは、ANAマイルの交換は年間40,000マイルまで)
また、ダイナースクラブリワードポイントには、有効期限がありませんので、ポイントを使うことに追われることもなく、ご自身のペースで貯めて、使うことができます。
ANAグループ便に搭乗した際のボーナスマイル(区間基本マイル+25%)がもらうことができます。
国内/海外1,600以上のラウンジが無料で利用可能


空港のラウンジサービスを利用する場合、ほとんどの方はプライオリティーパスを申し込みされると思います。
ANAダイナースカードは、利用出来るラウンジの総数としてはプライオリティーパスとほぼ同数ですので、改めてプライオリティパスに対応しているクレジットカードを作る必要がありません。
ANAダイナースカード | プライオリティパス | |
---|---|---|
国内ラウンジ | 28空港(47ヶ所) | 約30空港 |
海外ラウンジ | 1,600ヶ所以上 | 1,600ヶ所以上 |
レストラン・リフレッシュ施設 | 利用不可 | 利用可 |
年会費 | 29,700円(税込) | 回数無制限:$469 |
ラウンジ利用料金 | 会員:無料 同伴者:$35 ※国内空港ラウンジは利用回数制限なし ※海外空港ラウンジは年10回まで無料 | 会員:無料 同伴者:無料〜$35 |
上図の通りとなりますが、国内の空港ラウンジに於いては申し分のないサービス内容となっています。
海外の空港ラウンジに関しても、ほとんどの空港をカバーされており、空港内で使える、使えないの差がある程度です。
※サンフランシスコ国際空港、グアム国際空港はダイナース系の提携がありません。
よって、プライオリティーパスを別途持つ必要のないANAダイナースカードは、年会費$469のプライオリティーパスを持つよりもお得だと言えます。
空港のラウンジサービスを利用する場合、多くの方はプライオリティーパスが付帯されているクレジットカードを申し込みされると思います。
ANAダイナースカードは、利用出来るラウンジの総数としてはプライオリティーパスに負けてしまう部分はありますが、日本人が利用するには十分な数のラウンジを無料で利用することができコスパの面で優れています。
また、国内空港のレストランやリフレッシュ施設の利用が、2025年4月1日以降無料施設の対象外になりますので、その点もお間違いのないようお気をつけください。


羽田空港第3ターミナルのTIATラウンジを利用した時の様子です。


食事はビュッフェ形式になっていて、チャーハンや焼きそば、唐揚げなどが置いてありました。


アルコールも飲み放題になっています。


外国人の利用客が多く、日本のカップ麺が人気になってました。
シャワールームも完備されているので、フライト前に汗を流すこともできます。
レストラン1名無料(エグゼクティブ・ダイニング)


ANAダイナースカードにはエクゼクティブダイニングというサービスが付帯されます。
このサービスは、国内200以上の高級レストランの利用料金が1名無料になるという驚きのサービスです。(1名分のコース料金、約2〜3万円分が無料!)
2〜5名の利用であれば1名分、6名以上の利用であれば、2名分が無料になります。
「どうせ、一番安いコースなんでしょ?」って普通は思うかもしれませんが、なんとそのレストランでオススメのコースが無料になります。
中には、ミシュランの星を獲得しているお店も掲載されていますので、年に2回利用すれば、カードの年会費分は十分に回収することができます。
ランチのコースが対象のレストランもあり、家族利用はもちろん、デートや記念日など豪華な食事をしたいときにオススメです。
ビジネスアカウント(ビジネスカード)


ANAダイナースカードの年会費は29,700円です。
追加で5,500円+税を支払えばビジネスアカウントカードを持つことができます。
このビジネスアカウントカードの特徴は、経費決済用として支払いを分けられる点にあります。
個人カードと引き落とし口座を変えることもできます。(法人口座への設定も可能)
もちろん、明細も別に発行されますので、個人カードと2種類の利用明細が発行されますので経費管理が断然楽になります。
このビジネスアカウントカードは、法人格を持っていなくても発行が可能です。
SFC(スーパーフライヤーズカード)を付帯できる
ANAダイナースカードは、スーパーフライヤーズカードを付帯させることができます。
※ANAプレミアムメンバーのプラチナステータス以上の会員でない方は申し込みできません。


スーパーフライヤーズカードは、ANAのプラチナ会員以上になると申込みができる様になります。
ANAプレミアムメンバーについて詳しくは以下の記事もご参照ください。


プラチナ会員になるには、1月〜12月の間に1年間でのANAグループ、またはスターアライアンス加盟航空会社の運行便に搭乗して貯まる、プレミアムポイントの量に応じて会員ランクが決定します。
※プレミアムポイントは、マイルとは別に貯まる搭乗ポイントのこと。
※プラチナ会員の場合、プレミアムポイント50,000ポイント以上
SFCのメリットは、プラチナ会員とほぼ同等のステータスが、カードを所有し続けている限りずっと保持できることにあります。
1回だけプラチナ会員以上になればSFCを持ち続けられるので、よくSFC修行などと言われる短期的に飛行機に乗りまくってプレミアムポイントを貯める活動をされている方がいるのも特徴のひとつだと思います。
お仕事などで定期的に飛行機に乗られる方は毎年貯まると思いますが、日常的に飛行機に乗らない方は、このSFC修行をしないと取得は難しいです。
そんなSFC会員ですが、取得するとどんなメリットがあるのか、全部書くとそれだけで1記事書けてしまうくらい結構なボリュームになってしまうので、主な特典を記載しておきます。
航空会社の上級会員向けサービスにご興味があったら、目指してみるのも面白いかもしれません。
参考記事:ANA SFC修行とは?始め方やメリット・特典を解説
プレミアムメンバー専用サービスデスク
搭乗予約やサービス内容のご質問など、スーパーフライヤーズデスクに問い合わせができます。
マイルで予約する場合、ANA国際線の特典航空券の予約枠もSFCを持っていると座席解放枠が多くなり、有利になると聞きます。
(詳細の明記がないので、どの便でどうなっているのかは不明)
ラウンジが利用可能
国内線ではANAラウンジ利用可能
SFCを取得するとANAラウンジが搭乗前に利用可能になります。


ANAラウンジでは、ソフトドリンク以外にも、ビールやウイスキーなどのアルコール類も無料で飲み放題になっています。
ちなみに、那覇空港のANAラウンジでは泡盛も飲み放題です。ビールはもちろんオリオンビールになってます。
↓那覇空港の泡盛


国内線のANAラウンジは、SFCカード所有者と同行者1名までが入室可能です。
子連れや両親を連れて家族で利用したい場合には、家族カードを発行しておけば家族でラウンジを利用することができます。
国際線のANAラウンジ利用
日本発ならANAラウンジが利用可能


羽田空港第3ターミナルのANA国際線ラウンジの様子になります。




基本はビジネスクラスに搭乗する方が利用しています。




国際線のANAラウンジの場合、ビュッフェやヌードルバー(そば、うどん、ラーメン)、カレー等の軽食をいただくことができます。


ANAオリジナルチキンカレーをいただきました。


アルコールも飲み放題になっています。
海外発の場合はスターアライアンス加盟航空会社のラウンジが利用可能


写真は、台北の桃園国際空港のシンガポール航空のシルバークリスラウンジを利用した時の様子になります。


海外の航空会社系ラウンジは、日本に比べると比較的空いていることが多い印象があります。


台北のシンガポール航空ラウンジは、食事がとても美味しかったです。
国際線のANAラウンジまたはスターアライアンス系ラウンジも、SFCカード所有者と同行者1名までが入室可能です。
こちらも家族で利用したい場合には、家族カードを発行しておけば家族でラウンジを利用することができます。
フライトボーナスマイルがもらえる
搭乗時のフライトマイルに加え、ボーナスマイルがもらえます。




空港サービスが優先になる
空港は、チェックインカウンターから、保安検査、搭乗待ち、荷物受け取りなどいちいち待たされる場面が多いです。
順番待ちの為だけに、早め行動をしなければならないのが欠点です。
SFCを取得してしまうと、そういった煩わしい待ち時間も一気に短縮することが可能になります。
優先チェックインカウンターの利用
国内線の場合
下記の空港にプレミアムチェックイン、または専用のチェックインカウンターが設置されています。
羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、神戸空港、新千歳空港、名古屋(中部)空港、福岡空港、那覇空港、小松空港、広島空港、宮崎空港、鹿児島空港
こちらは、羽田空港のプレミアムチェックインの様子です。


たまたま正月に行ったので、飾り付けの正月っぽくなってました。


この日は、正月休みの帰省ラッシュで空港は激混みでしたが、プレミアムのチェックインカウンターはスカスカでした。
荷物を預けるのも一瞬でした。
国際線場合


ビジネスクラス用のチェックインカウンター、またはスターアライアンス ゴールドの表示のある優先チェックインカウンターを利用することができます。
専用保安検査場の優先レーン
国内線の場合、ANA PREMIUM CHACK-INが羽田空港、新千歳空港、伊丹空港、福岡空港で利用ができます。
国際線の場合はSTAR ALLIANCE GOLD TRACKが利用可能です。
手荷物検査の大行列を一気にスルーできます。


優先搭乗が可能
国内線の場合
SFCの場合、下図のGroup2が適用されます。
ほとんどの方ははGroup3以降に分類されていますので、ほとんど待ちがなく搭乗することが可能です。


国際線の場合
国際線の場合も、大半は一般ステータスまたは、エコノミークラスの乗客になりますので、SFCを持っているとほぼ待ち時間なしで搭乗することが可能です。


手荷物受け取りの優先
到着後の手荷物の受け取りも、優先タグが付けられていますので、真っ先に受け取ることができます。


満席時の空席待ちの優先予約
空港内での優先ばかりでしたが、予約満席時のキャンセル待ちも優先になりますので、一応記載しておきます。
よくいただくご質問として、「SFCの取得を考えているんだけど、カードは先に作った方がいいのか、プラチナ会員になってから申し込むのが良いのか迷っている」と聞かれることがあります。
私の個人的な意見としては、SFCを取得してからカードを新規で申し込む場合、カードの審査落ちをするとせっかく取得したSFCの資格を失い兼ねないので、SFCを取得される予定があるのであれば、付帯させるカードを先に作っておくことをオススメしております。
プラチナ会員の資格獲得後に、カードの切り替え申請をすればANAダイナース スーパーフライヤーズカードに切り替えをしてもらえます。
海外/国内旅行保険
海外旅行と国内旅行で補償内容は以下の通り。
保険の適用は利用付帯になっています。
海外旅行での補償内容(利用付帯)
補償内容 | 補償金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援者費用 | 300万円 |
国内旅行での補償内容(利用付帯)
補償内容 | 補償金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
入院 | 日額5,000円 |
手術 | 入院中の手術:5万円、入院中以外の手術:2.5万円 |
通院 | 日額3,000円 |
ANAダイナースカードのデメリット
ANAダイナースカードのデメリットをまとめてみました。
国内でも以外に決済できない店舗がある
ダイナースは、一応JCBが決済対応しているお店では使えるとされていますが、個人的な経験では国内の店舗でも以外と使えないお店があったりします。
海外では、場所によってさっぱり使えないこともあります。
なので、スペアでVISA/Masterのなんらかのカードを携帯しておかないとなりません。
コンパニオンカードはつかない


上記の様な、国内及び海外で使えないお店でのカバーをする為に、プロパーのダイナースカードではコンパニオンカードというものが無料で発行されます。
これは、TRUST CLUB Masterカードが無料で発行されるのですが、ANAダイナースには付帯されていません。
利用明細をダイナースクラブと一本化して使うことができ、ダイナースブランドでカード決済ができないお店や海外利用時の補足として便利なサービスになっていますが、こちらは使えないのでデメリットに挙げさせていただきます。
ANAダイナースプレミアムは持つべき?


ANAダイナースプレミアムは近年改悪が多く、17万円を超える年会費にふさわしいサービスかは個人的に疑問があります。


なのでプラチナカードを持ちたい場合は、ダイナースにこだわる必要はないかと思います。
個人用カードをANAカードのゴールドカードでなにかしらのブランドを選んで、法人カードを「アメックスビジネスプラチナ」や「ラグジュアリーカードゴールド」などの上級カードにしてサービスを補うのがベターと考えます。
各カードの詳細は以下をご参考ください。






ANAダイナースの入会キャンペーン


現在ANAダイナース新規入会で開催キャンペーンは2つのコースが用意されており、それぞれ以下の通りです。
Aコース
・新規入会で2,000マイル
・ビジネスアカウント入会で2,000マイル
・入会3ヶ月以内に80万円の利用で21,000マイル
さらに入会3ヶ月以内に180万円以上の利用で29,000マイル
・入会3ヶ月以内に180万円の利用で50,000マイル
・180万円の利用で18,000マイル
合計で122,000マイル獲得
Bコース
・新規入会で2,000マイル
・ビジネスアカウント入会で2,000マイル
・入会3ヶ月以内に50万円の利用で年会費半額相当キャッシュバック
・入会3ヶ月以内に180万円の利用で50,000マイル
・180万円の利用で18,000マイル
合計で72,000マイル+年会費半額キャッシュバック
申し込みは2025年10月1日から2026年3月31日までで、2026年4月30日までにカード発行されたものが対象になります。
はじめてのANAカードならマイ友プログラムを併用する
ANAカードをはじめて作る場合に限り、マイ友プログラム経由で入会をすると追加で2,000マイルが加算されます。


「ANAダイナースカード」もこの「マイ友プログラム」の対象になっていますので、このサイトから申し込むことで「ANAゴールドカード」の2,000マイルがプレゼントされます。
[ご注意]
「マイ友プログラム」にご登録してから「ANAダイナースカード」をお申し込みください。逆からお申し込みされるとボーナスマイルをもらうことができません。
①マイ友プログラムのページに移動
+2,000マイルのボーナスをもらうには、本サイトからマイ友プログラムに登録します。
移動をしたら、紺色の「登録用ページ」をクリックする。


②紹介者の名前と紹介者の番号を入力
紹介者情報を入力する欄がありますので、下記の様にご入力ください。
紹介者氏名:セキ トモヤ
紹介者番号:00129597


ボーナスマイルを受け取るために、必ず紹介者情報(私)と申込者情報(あなた)をANAにお知らせする必要がありますのでご注意ください。
登録者情報の欄には、あなたの「氏名」と「生年月日」をご入力ください。
※入会者の情報は、こちらでは一切わかりませんのでご安心ください。
マイ友プログラム登録は、下記のリンクよりお申し込みください。【PR】
↓ANAダイナースのお申し込みはこちら
まとめ:ANAダイナースは法人カードとSFCのセットがおすすめ


ANAダイナースは年会費29,700円ですが、ビジネスアカウントを年会費5,500円で追加することができます。
それによって、個人利用と経費決済を分けることができますので、コスパよく管理を楽にすることができます。
またANAの上級会員を取得された場合、スーパフライヤーズカード(SFC)も付帯させることができます。
※ANAプレミアムメンバーのプラチナ会員以上に一度で良いのでなる必要があります。
個人決済、経費決済で貯めたポイントを、上限なくANAマイルに交換できる点もメリットになります。
たくさんのカードを持たなくても良いので、コストを優先される場合にオススメできるカードとなります。
ビジネスアカウントカードは、法人を持たなくても個人事業でも発行が可能となります。
ANAダイナースが向いているという方は意外に多いのではないかと思いますので、ご検討いただければ幸いです。
そんなANAダイナースの最新入会キャンペーンは、最大124,000マイル相当(マイ友プログラム含む)のポイントが獲得可能となります。
↓ANAダイナースのお申し込みはこちら