韓国からの帰国便でZIPAIRのフルフラットシートを利用してみたので、その時の様子をレビューしたいと思います。
ZIPAIRのフルフラットシートは、JALのビジネスクラスで採用されているスカイスイート3と同じ仕様のシートになります。
ZIPAIRはLCCに分類されますが、サービス面で他社にないクオリティのものを提供することを目標にしているとのことで、今回のフライトを楽しみにしていました。
この記事の信頼性
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ZIPAIRフルフラット(ビジネスクラス)搭乗記
ここから実際の予約から搭乗までのレビューをしていきます。
航空券の予約・価格
ソウル→成田のフルフラットシートは35,913円の価格になっていました。
エクスプレスチェックイン、受託荷物、機内食などのオプションを付けて合計で40,583円でした。
JALの韓国行きのビジネスクラスは片道80,000〜120,000円くらいするので、サービスが簡略されているとはいえ、ZIPAIRはフルフラットシートに半額以下で乗れるのでかなりのコスパではないでしょうか。
座席は1Aを事前予約しています。
韓国 仁川国際空港から搭乗
仁川国際空港のZIPAIRカウンターは、ターミナル1のMカウンターにあります。
セルフチェックイン機が手前にあり、基本はここで発券してから荷物を預ける流れになるのだと思います。
預ける荷物がない場合は、発券してそのまま出国できます。
私は、エクスプレスサービスをオプションで付けていたので、優先レーンでチェックインができます。
エクスプレスサービスは3,000円で付けることができ、優先チェックインだけでなく、到着時の受託荷物の受け取りも優先になっています。
航空会社の上級会員サービスを3,000円で体験できるとも受け取れるので、試しに使ってみるのもおもしろいと思います。
ちなみに、仁川のカウンターは空いていたので、正直エクスプレスチェックインはなくても困らないです。
(別便で成田空港を利用した時は激混みだったので、成田発は付けた方が圧倒的にストレスが少ないです)
無事にチェックインして、出国します。
ちなみに手荷物検査の優先レーンはないので、早め行動をおすすめします。
仁川国際空港のプライオリティパス提携ラウンジ
ZIPAIR専用の空港ラウンジはありませんので、ラウンジを利用する場合はプライオリティパス提携のラウンジを利用することになります。
仁川国際空港の第1ターミナルでプライオリティパスが使えるラウンジは全部で5つになります。
・Sky Hub Lounge 西ウイング
・Matina Lounge 西ウイング
・Sky Hub Lounge 東ウイング
・Matina Lounge 東ウイング
・アシアナラウンジ(East)
今回はそのうちの2箇所に行ってきました。
ZIPAIRの乗り場は、第1ターミナルコンコースになるので、コンコースにある「Sky Hub Lounge」が最も乗り場から近いラウンジになります。
↓コンコースのSky Hub Loungeはこんな感じに入口で混雑してましたので、今回は入れませんでした…
プライオリティパスの最上級会員のプレステージ会員は通常$469(約70,000円)の年会費がかかります。
クレジットカードに付帯されているプライオリティパスであれば、年会費がかからず持つことができます。
今回は、セゾンプラチナビジネスアメックスのプライオリティパスでラウンジを利用させてもらいました。
セゾンプラチナビジネスアメックスは、初年度年会費無料(年会費22,000円)で持つことができとてもコスパが良いので、ZIPAIRのようなLCCを使う時にプライオリティパスが使えてとても便利です。
セゾンのプライオリティについては、以下の記事をご参照ください。
そのほかのプライオリティパス対象カードについては、以下の記事をご参考ください。
Sky Hub Lounge
コンコースのSky Hub Loungeには入れませんでしたが、ターミナル1にある方に入ってみたので中の様子をお伝えしたいと思います。
Sky Hub Loungeのエントランスの様子です。
ラウンジ内は、食事の内容がとても充実しています。
サラダと冷菜のビュッフェ。
サラダ、和え物は隣のテーブルにもあり、オイキムチ的な韓国の冷菜も用意があります。
温かい料理は、チャーハン、プルコギ、ミートボールなどがありました。
揚げ物もあるので、おつまみ的な利用からガッツリの食事まで対応しています。
SKY HUB LOUNGEの名物は、手作りのビビンバコーナーかと思います。
好きな具材を選んでオリジナルビビンバが作れます。
ドリンクも飲み放題です。
アルコールも当然、飲み放題です。
こちらは白ワイン。
ビールもサーバーが設置されていて、飲み放題です。
帰国直前まで韓国料理が楽しめる内容になっています。
Matina Lounge
Matina Loungeも訪問してみました。
受付の様子です。
Matina Loungeも食事のメニューは充実していました。
チャーハン、パスタや唐揚げなど韓国料理以外のものもあったので、子連れの方はこちらのラウンジの方が良いかもです。
手作りビビンバコーナーはこちらのラウンジにもありました。
ビールは、下から注がれるタイプです。
ビール以外にも、アルコールはワインが置いてありました。
Matina Loungeも食事の内容は良かったです。
味的にはどちらも同じくらいのレベルで、違いを感じるほどの差はなかったです。
両方行ってもいいですし、仁川のラウンジは混んでて並ぶこともあるので、空いてたらすぐに入ってしまった方が良いです。
ZIPAIRフルフラットで成田空港までフライト
お世話になるB787-8型機です。
フルフラットの搭乗者は、優先搭乗で先に乗ることができます。
ビジネスクラスと同じ待遇になっているのは嬉しいです。
シート
シートは、JALのスカイスイート3と同じ仕様になっています。
ヘリンボーン式で1-2-1の座席配列になっています。
斜め配列で、目隠しもあるので周囲の座席の方の様子はまったくわからない作りになっています。
その分、開放感はないので圧迫されているように感じる方もいるかもしれません。
ZIPAIRはサービスが簡略されていますので、モニターはありません。
そのかわり、無料のWi-Fiサービスと、スマホなどをWi-Fiに繋いで視聴できるエンターテイメントサービスがあります。
これらのサービスについては、後述したいと思います。
ビジネスクラスと同じ仕様なので、広々シートです。
リクライニングは、電動で好きなポジション設定をすることができます。
フルフラットにするとこんな感じです。
ソウル便は2時間ちょっとの短距離線なのでフルフラットは必要ないですが、中距離以上の路線なら足を伸ばして移動できるのは最高に快適です。
通路側には肘置きもあります。
窓側には小物を置けるスペースがありますが、離着陸時は飛ばされてしまいそうなので、あまり利用度は高くなさそうです。
USBと電源コンセントもありますので、スマホなどの充電も機内ですることができます。
テーブル下にメッシュの小物を入れて置けるスペースがあり、パスポートやスマホを入れておくのにちょうど良かったです。
アメニティ
機内で使うアメニティは、すべて購入が必要になります。
事前に購入して予約しておくこともできますし、在庫がある分は機内でも購入可能です。
ネックピロー、ブランケットなどの快適グッズから、
充電器、イヤホン、着厚ソックスなども売っています。
ソウル便では短距離で不要と思い購入しませんでしたが、別便で乗った時に一式セットを購入してみました。
ブランケットとネックピロー
スリッパ、アイマスク、耳栓です。
ブランケットは見た目よりもフカフカで、1,500円としてはかなりいい感じでした。
1枚買っておけば、ほかのフライトでも使い回しできそうでおすすめです。
トイレ
トイレの様子です。
ウォシュレットが付いてましたので、日系の航空会社クオリティです。
おむつの交換台もありますので、赤ちゃんを連れている方も安心です。
ZIPAIRの機内エンターテイメント
機内では、無料のWi-Fiサービスが提供されています。
基本、国際線のWi-Fiは有料サービスになっていることが多いので、無料で使えるZIPAIRは素晴らしいです。
Wi-Fiは、機内にあるQRコードからアクセスして簡単に接続ができます。
機内販売の注文、エンターテイメントサービスの視聴などに使えます。
映画、アニメなどWi-Fiに繋いだスマホなどで視聴することができます。
モニターは装備されてませんが、JAL並みのサービス内容になります。
Wi-Fiのスピードですが、機内エンターテイメントはスムーズに再生ができます。
また、外部サイトへの接続は、Yahoo!などのニュースサイトへのアクセスは大きな不満なく見ることができました。
YouTubeの再生は無理でした。
ZIPAIRの機内食(ソウル便)
ZIPAIRでは、機内食も別途有料サービスになっています。
基本は事前予約になります。
食事メニュー(事前予約)
ソウル便では、距離の問題からかメニュー数は少なかったです。
・冷やしたぬきそば
・ボリューム満点 三元豚のカツサンド
・助六寿司
・シリカ水
・ミニッツメイド オレンジプレンド果汁100%
・コカコーラ ゼロ
・コカコーラ
・綾鷹
試しに、冷やしたぬきそばを注文してみました。
味的にはコンビニのざるそばみたいな感じだったので、わざわざ頼むほどではないです。
(ソウル発でそばを頼んだのが間違いだった?)
機内のそばは1,400円するので、搭乗前にラウンジで食事をするか、帰国後に成田で食事をする方が良いかと思います。
当日機内販売で購入可能だった食事
当日機内で売っていた食事、飲み物の内容をご紹介します。
食事といっても、あったものはお菓子程度です。
・キットカット ミニ(200円)
・ブラックサンダー プリティスタイル パウチ(250円)
・プリングルス うましお(250円)
・プリングルス サワークリーム&オニオン(250円)
・マネケン プレーンワッフル(250円)
・コカコーラ(300円)
・ミニッツメイド オレンジプレンド果汁100%(300円)
・コカコーラ ゼロ(300円)
・綾鷹(300円)
・リッチブレッド塩バター(300円)
・コスタコーヒー ブラック(350円)
・アサヒスーパードライ(500円)
・辛ラーメン(500円)
・ZIPビールセット(675円)
・ZIPラーメンセット(720円)
・白い恋人12枚セット(960円)
・東京ばな奈キットカット12枚(1,380円)
・チョコレートタブレット 北斎 冨嶽三十六景(1,900円)
まとめ:ZIPAIRフルフラット搭乗記【仁川空港→成田空港】
仁川国際空港から成田空港までZIPAIRのフルフラットシートに搭乗してみました。
↑帰国後は、受託荷物も優先で受け取ることはできました。
2時間少々の短距離線なので、正直に言えば普通席でも不便はないフライト時間です。
ただ、座席はJALのビジネスクラスと同仕様のものになっていて、サービスが簡略されているLCCとはいっても、とても快適なフライトでした。
片道3万円台から購入ができるので、ビジネスクラスのシートを格安で体験をしてみるには最高のコスパではないかと思います。
※ビジネスクラスの価格で比較するとJALの半額以下です。
ZIPAIRは、JALマイルをZIPAIRポイントに交換して航空券を安くすることもできます。
航空券を実質無料にすることも可能ですので、JALマイルを貯めておくとZIPAIRを利用するにはお得になります。
ZIPAIRポイントの貯め方や、どれくらいお得に使えるのかは下記の記事にまとめていますので、合わせて一読いただけますと海外旅行がグッと身近になるかと思います。
JALマイルを貯めるクレジットカードの選び方については、以下の記事もご参考いただけますと幸いです。
個人的には、JALマイルを貯めるカードは年会費初年度無料で、プライオリティパスが無料付帯のセゾンプラチナビジネスアメックスをおすすめしたいです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。