タイ航空のファーストクラスというと、機材にA380を使った超贅沢な空の旅が有名ですが、今回は旧型機B747のファーストクラスを体験してきましたのでレポートしていきます。
この記事の信頼性
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して9年。
毎朝ビーチに行ってゴロゴロするのが日課です。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は2,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
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今回、なぜB747を選んだかというと、古い機体なのでもうすぐ退役の為、今後一生乗ることができなくなるから。
※他の航空会社でもB747はほとんどが退役しており、存在自体が貴重。
A380の機材に関しては、ANAとシンガポール航空で体験してきましたので、最新機材の内容にご興味がある場合はこちらの記事をご参照ください。
タイ航空のファーストクラスをマイルで予約(TG682便)
今回予約した便は、往路が「羽田→バンコク」行きTG683便。
復路は「バンコク→羽田」行きTG682便になり、いずれもB747のファーストクラスになります。
往復共にタイ航空の運行便になります。
ちなみにANAの運行便は、現在ファーストクラスの設定がありませんので、タイ行きのファーストクラスに乗りたい場合はタイ航空のみしか選択できません。
予約時は羽田からのみバンコク便でB747で運行となってました。
予約はもちろんマイルでしており、往路の沖縄→羽田便も乗り継ぎとしてセットで予約しています。
帰りの沖縄行きの便は、東京での予定が不明だったので敢えて予約をしませんでした。
支払った総額は、ANAマイル105,000マイルと、空港税/燃油サーチャージ代22,640円になります。
ファーストクラスの値段は?
タイ航空のファーストクラスは、他社に比べると安めの値段設定となっています。
往路の値段は、214,120円です。
復路の値段は、213,920円です。
合計で428,040円です。
安いとは言っても、ちょっと現金で買いたいとは思えない値段です。
スワンナプーム国際空港の基本情報
スワンナプーム国際空港は、タイの首都バンコクから東へ約30キロのところにあります。
市内から電車移動ならば約150円、タクシーでも1,000円ちょっとで移動が可能です。
そんなタイの玄関口となっている空港ですが、タイ料理やタイスイーツ店、タイマッサージ、タイのお土産店などタイの魅力満載のお店が多数存在していますので、帰国前のタイを存分に楽しむことができる空港となっています。
両替については、日本の空港で両替するよりもレートが良い傾向にありました。
免税店も、シャネルやカルティエ、ブルガリ、グッチ、エルメスなど世界的なブランドが集まっています。
アクセサリーや貴金属、コスメだけでなく、酒やたばこ、チョコレートなどの食品類も充実しています。
今回は、チェックイン後ラウンジまで直行で案内されてしまったので、写真をまったく撮れませんでした…
チェックインから搭乗まで
ファーストクラスのチェックインカウンターは、空港に入って左奥に進むとあります。
通常のカウンターではなく、下記のような特別なチェックインエリアとなっています。
中はちょっとしたラウンジの様な空間になっており、入るとすぐにスタッフが寄ってきて席に案内してくれます。
無駄に広いし、人は全然いないし、ザ VIPという感じがします。
パスポートと手荷物(キャリーバッグ)を渡すと、搭乗券発券までの待ち時間にお水をだしてもらえます。(ほんの数分の滞在ですが。)
無事、発券が完了すると、スタッフの案内で手荷物検査と出国審査になります。
ここも、ファーストクラス専用になります。
スワンナプーム空港は、基本行列が多く、並ばされることが多いのでこういう専用ゲートは大変嬉しいです。
ロイヤルファーストラウンジ
無事出国審査が済むと、そのままファーストラウンジに案内されます。
エスカレーターを下ると、カートのおじさんが待ち構えていました。
カートに乗ると、「そんなに急がんでいいよ」っていうくらいの猛ダッシュでラウンジの前まで案内されます。
スピードが出ているのでおじさんも前のめりです。
そんなこんなで、チェックインからあっという間にラウンジまで案内されます。
ラウンジ内の様子
ラウンジに入ると、スタッフが座席まで案内してくれます。
私が入った時は、割と空いてました。
ラウンジ内は、ファーストクラスラウンジらしい豪華な造りになって、とても落ち着いた居心地の良い空間でした。
ここのラウンジの特徴はスタッフ数が多く、私が軽く一周歩いて見かけたスタッフの数だけで20名程度はいたと思います。
利用しているお客さんよりも、スタッフの人数の方が圧倒的に多かったです。
すれ違うたびに挨拶をされますし、ちょっとしたことで「なにかご用命はありますか?」ってニコニコしながら声をかけてくれます。
さすが微笑みの国タイ!といった感じでとても愛想が良いです。
後ろ姿ですが、スタッフも美人揃いです。
下記の様な半個室の部屋もあり、外から丸見えなんですが、思いっきりイチャついてるカップルもいました。
目が合ってしまい、ちょっと気まずかったです(笑)
座席に案内されるとドリンクと食事のオーダーから
ラウンジに入ると、案内してくれたフタッフがそのままドリンクと食事のオーダーを取ってくれます。
メニューを見て考えている間、スタッフは隣で膝をついて待っているので、むやみにメニューの写真とか撮れませんでした(笑)
とりあえず、Chang beerとパッタイを頼みました。
パッタイは、タイのライスヌードルですが、今回訪問中5回くらい食べましたが、ここが一番美味しかった気がします。
フードメニューの写真を撮れなかったので、覚えている範囲で記載しておきます。
シャンパンは、モエでした。(機内でドンペリを飲めるので、ここではパスしました)
ワインリストは見ても覚えられないので、わかりません。
フードは、
・グリーンカレー
・レッドカレー
・パッタイ
・ガパオライス
・トムヤムクン
・ビーフステーキ
・マシュルームスープ
など
タイフードがメインに、あとは洋食も準備されている感じでした。
軽食ビュッフェ
軽食のビュッフェも少しだけ用意されています。
ここのビュッフェの内容は、他社の航空会社に比べて少ないかなーって印象です。
とにかくスタッフの数が多くて、常に誰かが周辺の様子を確認しているので、おもいっきり詮索ができないです(笑)
用意されているのは、サンドイッチやタイフードなど軽くつまめる程度でした。
ここでオーダーすると、ちょっとしたラーメンも出してくれるみたいです。
シャワー
この日は、朝からラン島、パタヤ、バンコクと移動を重ねており、ビーチに行ったり、レンタルバイクを乗ったりでかなり汗もかき、飛行機に乗る前にどうしてもシャワーを浴びたかったので、シャワールームにも寄ってみます。
スタッフにシャワーに入りたい旨を伝えると、シャワールームまで案内してくれます。
洗面台のお手拭き用のタオルが、花の様に作られていてとても可愛らしいです。
至って普通のシャワーですが、1日の汗を洗い流せるのはとても嬉しいです。
シャンプー類は結構なレモンの香りがしました。
清潔感があり、高級ホテルのバスルームをちょっと狭くした感じで、とても良い感じのシャワールームでした。
マッサージが1時間無料
シャワーを浴びたあとは、マッサージをお願いします。
タイ航空の最高に嬉しいのは、ファーストクラスだと1時間、ビジネスクラスだと30分の無料マッサージサービスを受けられるところにあります。
マッサージをお願いすると、ここでもスタッフが案内してくれます。(ラウンジを出てほぼ目の前なのに笑)
中は、ファーストクラスとビジネスクラス利用者がマッサージを受けることができますが、ここでもファーストクラス利用者は専用の部屋に案内されて待ち時間なしでサービスを受けることができます。
ビジネスクラス利用者は、待合室で順番待ちをされている方がいました。
本当は、全身のオイルマッサージ1時間を希望したかったんですが、ラウンジでの食事とシャワーを楽しみ過ぎてしまい、搭乗までの時間が1時間を切ってしまっていたこともあり、フットマッサージと、肩のマッサージをお願いしました。
ここでタイ航空の本気度を感じました!
時間がないからということで、1時間のコースを2人がかりで30分でこなしてくれます。
2人がかりでマッサージされたのは、人生初めての体験で、もう完全に王様プレーでした(笑)
↓ファーストクラス専用のマッサージルームです。
マッサージ終了後は、お茶とちょっとしたお菓子を提供してくれてサービス終了となります。
マッサージを2人がかりで全力で時短してくれたのですが、結局搭乗時間が20分遅れたので、ラウンジに戻ってビールを啜りつつ待つことになりました…
いよいよファーストクラスに搭乗
搭乗時間になると、スタッフが声をかけに来てくれます。
乗り遅れない様に声をかけてもらえるのは、初めての体験です。
いちいち親切で、気分もいいし、とても嬉しいです。
ラウンジをあとにして、ここでもスタッフの先導で搭乗ゲートまで向かいます。
ちなみに、下記の行列はエコノミーのお客さんが搭乗待ちで作っている行列ですが、この横を大胆に通り抜け、お構いなしの超割り込みで先頭でゲートを通してもらえます。
当該機は、ゲートから飛行機までがバス移動だったのですが、ぎゅうぎゅう詰めのバスで移動するのではなく、ファーストクラス利用者だけでスカスカのバスに乗って飛行機まで移動することができます。
ファーストクラスのサービス内容
機内の様子
今回、座席は「3A」になります。
ファーストクラスが10席用意されていましたが、9席埋まっていました。
搭乗率高いです。
ちなみに、日本人は私の他にもう1名いらっしゃいました。
ビジネスマン風の格好のおじさまでしたので、きっとどこかの社長さんなんだろうと思います。
搭乗すると、CAさんが一人一人ご挨拶に来てくれます。
これは、ファーストクラスの特権ですね!
そして、お決まりのウエルカムドリンクの提供から始まります。
とりあえず、定番のドンペリを注文します。
機体前方に新聞が用意されていましたが、出発準備が整うと、片付けられます。
機内のシートの様子ですが、さすが旧型機という感じです。
壁になるようなものがないので、隣の人が丸見えです。
シートピッチは193センチありますので、狭さは感じませんが、プライバシー面はちょっとという感じです。
リクライニングは、公式では180°と書いてありましたが、使ってみた感想では若干傾斜していてフルフラットではない印象です。(感覚的に165°くらい?)
モニターサイズは、10.4インチなので、これも最新機と比べると半分以下の大きさです。
ヘッドホンもノイズキャンセラーにはなっていませんでした。
まったく不満はありませんが、やはり至る所で古さを感じました。
新しい機体との比較もできるし、今後乗れない機体と思うと、とても良い経験になったかなと思います。
離陸前には、隣の駐機場にも同じB747がいました。
アメニティは?
タイ航空のアメニティセットはRIMOWAのポーチをいただくことができます。
色は日によって異なるようですが、この日はド派手なピンクです。
RIMOWAのアメニティポーチは入れ物がとてもカッコいいです。
中身もしっかり必要なものが入っており、歯ブラシ、ブラシ、綿棒、アイマスク、靴下、エビアンのフェイシャルスプレー(乾燥防止)、CLARINSのボディーローションとリップバーム、マウスウォッシュスプレーが入っていました。
今までもらったアメニティポーチでは、断トツでRIMOWAのポーチが良いです。
食事の前に就寝
夜行便でしたので、メインの食事をする前に寝ることにし、朝になってから食事をすることにしました。
就寝前には、軽食でカレーパンプキンスープをお願いしました。
(ガパオライス的なものも注文できたのですが、ラウンジで食事をしていたので、やめました。)
軽くお腹を満たして、一眠りします。
機内食は事前に予約
タイ航空のファーストクラスでは、事前に食事の予約ができます。
単品で洋食、タイ料理のオーダーもできますが、嬉しいのはタイ料理のコース料理をオーダーすることができます。
下記にあるように、6種類のコースが用意されています。
今回はレッドカレーのセットを注文しておきました。
一応、朝食の位置付けなので、フルーツの盛り合わせからスタートです。
パイナップルが台座となっていて、とても可愛らしい盛り付けです。
飛行機で出てくる食事とはちょっと思えない凝り方です。
続いてヨーグルトです。
なんか、フルーツとヨーグルトで割とお腹いっぱい気味です(笑)
メインのレッドカレーセットです。
レッドカレーは食べやすくて好きなのですが、割と香辛料のクセが強い味付けでした。
美味しかったですが、お腹いっぱいで半分くらいでギブアップしました…
タイ風のオムレツです。
カレーの味がとてもスパイシーだったので、付け合せとしてさっぱりして美味しかったです。
予定では、ビーフサラダだったんですが、ロールキャベツ的なものに変わってました。
こちらもサッパリした味付けで美味しくいただけました。
食事のクオリティーはホテルのレストランでいただいているような感覚で、とても素晴らしかったと思います。
羽田に到着
食事を済ませてまったりしていたら、あっという間に羽田に到着です。
着陸前にも、CAさんが一人ずつ来てくださり、「短い時間でしたがご搭乗いただきありがとうございました」的なご挨拶を(英語で)していただきました。
丁寧な接客にこちらこそ、ありがとうございますという気持ちになります。
羽田に到着後も、ファーストクラスは一番最初に荷物が出てきますので、サクッと受け取って帰路につくことにしました。
タイ航空ファーストクラス搭乗のまとめ
タイ航空のファーストクラスにマイルを使って搭乗してきました。
タイ航空のファーストクラスは、ANAマイルで予約をすることができ、使用量も往復で105,000マイルと少なめです。
また、羽田、成田、関空と3つの空港から毎日直行便が運行されていますので、比較的予約も取りやすいです。
おそらく、日本発のファーストクラスでは一番手軽に乗れる便ではないかと思います。
タイ航空の特徴は、タイ人特有の親切さや気配りの効いた居心地の良いサービスに尽きるのではないかと思います。
チェックインから、ラウンジ、搭乗すべてに於いてスタッフの案内があり、空港内の移動は基本カートで連れてってくれます。
ラウンジ内でもスタッフとすれ違うたびに挨拶をしてくれますし、搭乗時間を教えにきてくれるなど、他の航空会社ではちょっと経験したことのない気の利いたサービスを受けることができました。
個人的には2人がかりの無料マッサージサービスが忘れられません(笑)
今回搭乗した機体はB747という古い機体でしたが、その古さをカバーする親切なサービスがあったと思っています。
次回は、最新のA380の成田-バンコク便を狙って搭乗してみます。
10万マイルちょっとの量は、誰にでも貯めることができますし、こういったVIP扱いの極上のサービスを体験することは人生にとってとても良い刺激を受けることができるものと思います。
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私のマイルを貯めた実績や方法を下記の記事にまとめていますので、一読くださいますと幸いです。
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最後まで閲覧いただきありがとうございました。