ANAのファーストクラスTHE SUITEでシカゴまでのフライトに搭乗することができました。
搭乗日当日のフライトの様子をレビューしたいと思いますので、THE SUITEのフライトを狙ってましたらご参考になりますと幸いです。
この記事の信頼性
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ANAファーストクラスTHE SUITE搭乗記(成田→シカゴ)


今回のフライトは、成田空港から出発のNH12便になります。
ファーストクラス搭乗者は、Zカウンターでチェックインをすることができます。


成田空港のZカウンターは、ファーストクラス搭乗または、ANAダイヤモンドメンバーが利用することができる特別なチェックインカウンターになります。


アメリカへの出発便の場合、アメリカを出国するフライトの予約情報(帰国便)、アメリカでの滞在先、緊急連絡先(日本の家族)の情報登録が必要になります。
事前に登録していた気がするのですが、再度登録をしてもらっています。
ちなみに、シカゴから乗り継いでコスタリカに行く予定だったので、出国便の登録はコスタリカ サンホセ行きのフライト情報を登録してもらっています。


無事、チェックインを完了することができました。
「F」の文字が入っているチケットを受け取ると、気持ちも高揚します。
座席は「2A」を事前に指定しています。
Zカウンター利用者は、保安検査も専用レーンになるので待ち時間ゼロで通過することができます。
成田空港のANA SUITE LOUNGE


ANAファーストラクス搭乗者の指定ラウンジは、第5サテライトのANA SUITE LOUNGEになります。
出国審査を抜けて左に進んでいくとラウンジにつながるエスカレーターが見えてきますので、上のフロアにあがります。


4階にあがると、正面にANA LOUNGEのエントランスあります。


ANA SUITE LOUNGEは右側になります。


実は、この日のラウンジでの食事は色々食べたいと思っていたものがあって、お酒も含めて楽しみにしていました。
ただプライベートでトラブルがあって、ここまで体を持ってくるので精一杯なくらい疲れていて、お寿司セットしか食べられませんでした。


ラウンジの窓からはフライングホヌの2号機が正面に見ることができました。
右端の方に1号機もちょこっとだけ姿が見えます。
ANAファーストクラスでシカゴまでフライト


搭乗ゲートは27番ゲートになります。


ファーストクラス利用者のみ、左側の搭乗橋から乗ることができます。
シート


予約していた2Aの座席です。
ファーストクラスは1-2-1配列の全8席のみの用意となっています。


扉付き個室のシートで、西川とのコラボクッションが採用された快適性の高い設計になっているのが特徴です。


モニターは43インチの4Kモニターで、クラス最高水準のものになります。


モニター手前には「ETTINGER」アメニティポーチ、オットマンにはスリッパ、パジャマ、カーディガンが置いてあります。


離着陸時のシート配置では、足を伸ばしてもオットマンまで届かない広さです。
一応、私の身長は180cmで、足の長さは標準よりは長い方と思います。


窓側には、エンタテーメントサービスのリモコン、座席のリクライニングスイッチがあります。




扉側にはパスポートを入れておけるような小物入れ、内側は鏡になっています。




モニターの手前は収納スペースになっています。




窓側の下側(リモコンなどのスイッチ下)にも大きめな収納が2つあり、収納スペースは十二分な量と思います。


手前の収納スペースには、ユニバーサルタイプの電源、ヘッドホンジャック、USB、HDMIの端子がありました。
試してないですが、HDMI接続するとパソコンのモニターを投影できるのではないかと思います。
個人的には、ニンテンドースイッチのテレビ接続台を持ってきて繋いでみたいと思いました(笑)


扉側には、ハンガー付きのクローゼットも備わっています。


中央席は2席並びであり、パーテーションは電動で可動する作りになっています。
夫婦やカップルで利用する場合、中央席の方がファーストクラスの楽しみをシェアできて楽しそうです。
2人以上家族で乗れたら羨ましいですね…


座席に着くと、CAさんがご挨拶に来られ、おしぼり、ウエルカムドリンクが提供されます。
ちなみに、ウエルカムドリンクのシャンパンは「シャンパーニュ・テタンジェ・プレリュード・グランクリュ」だそうです。
※銘柄はその時によって異なると思われます。


アメニティの配布もされます。
歯ブラシ、マスク、アイマスク、耳栓、リップクリーム、アロマシート、靴下、足スッキリシートから好きなものをいただけます。
アメニティ


アメニティーポーチの「ETTINGER」は英国王室御用達レザーグッズブランドになっています。


中身は、SENSAIのスキンケアセット、レザーの小物入れ、ANAのエコバッグ、歯ブラシ、アイマスク、耳栓です。


ヘッドホンはSONY製のノイズキャンセラーヘッドホンです。
迫力あるクリアな音質で映画を楽しむことができます。


スリッパは不織布の袋に入っていました。靴べら入りです。


オーガニックコットン100%のパジャマ。
上下セパレートタイプのパジャマです。


機内専用のカーディガンです。持ち帰りは不可です。


ハンガリー産ホワイトダックダウンの枕。


ブランケットは、表面はカシミヤ、裏側はオーガニックコットンが採用されています。
個人的に、寝る時にこれを被ると鼻がムズムズします。
フルフラット


就寝用のベッドを作ってもらった時の様子です。
西川エアーのマッドレスが採用されています。


体をまっすぐにしても、スペースは余裕たっぷりです。


扉を閉めてしまえば、周囲の様子はほとんど気にならないです。


扉を閉めて外から見た様子です。
わざわざ覗こうと思わなければ中は見えないくらいの絶妙な高さ設定になっています。
トイレ


トイレの中の様子です。
ビジネスクラスのトイレより若干広いかなという程度、極端に大きな作りになっている訳ではありません。


洗面台の様子です。
アメニティは、ハンドソープ、歯ブラシ、マウスウォッシュのみです。
化粧水や乳液などはありませんでした。
お手拭きがタオルなのは嬉しいです。
ANAファーストクラスの機内食


機内食のメニューといただいたものをご紹介していきます。
ドリンクメニュー


ANAのファーストクラスは「KRUG」がいただけますので、まずはシャンパンからいただきました。
以下、ドリンクメニューです。
日本酒
・農口尚彦研究所 純米大吟醸 無濾過原酒 2019 Vintage
・IWA 5 Assemblage 6
・鍋島 純米大吟醸 短稈渡船
焼酎
・村尾
・クラフトマン多田キャンティブラウン
・浜千鳥乃詩原酒
シャンパン
・シャンパーニュ・クリュッグ グランド・キュヴェ
・シャンパーニュ ピエール・ペテルス キュヴェ・レゼルヴ・ウブリエ
白ワイン
・ラシーヌ シャルドネ サンタ・リタ・ヒルズ キュヴェ 2020
・ローラン・ラヴァントゥルー シャブリ・プルミエ・クリュ ボーロワ 2022
・アニスボス ボット・リバー ディスディット 2022
・ANAオリジナル Kisvin甲州
赤ワイン
・シャトー・ランゴア・バルトン 2016
・アデリーナ・エステート クレア・ヴァレー シラーズ 2023
・レ・ラニャイエ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2021
・カテナ メンドーサ・アルタ・ヒストリック・ロウズ・マルベック 2021
ポートワイン
・ニーポート・ポルト・コリェイタ 2009
アペリティフ&カクテル
・ドライシェリー
・ドライヴェルモット
・カンパリソーダ
・カンパリオレンジ
・梅酒
・キール
・キールロワイヤル
・ミモザ
・マティーニ
ウイスキー
・サントリーウイスキー響17年
・サントリーシングルモルトウイスキー山崎12年
・ザ・マッカラン18年
ビール
・サントリー ザ・プレミアムモルツ
・アサヒ スーパードライ
・キリン 一番搾り
・サッポロ 黒ラベル
・サントリー オールフリー(ノンアルコール)
・アサヒZERO(ノンアルコール
スピリッツ
・ウオッカ 80プルーフ
ブランデー&リキュール
・ヘネシーXO
・コアントロー
ソフトドリンク
・ANA オリジナルドリンク「香るかぼす」※はちみつ入り
・ジンジャーエール
・コーラ
・コーラ ゼロ
・オレンジジュース
・アップルジュース
・冷緑茶
・トマトジュース
・ミネラルウォーター
・スパークリングウォーター(ペリエ または その他銘柄)
・牛乳
日本茶
・宮崎煎茶
・ほうじ茶
・抹茶
ハーブティ
・KUSMI TEA
(ルイボスバニラ/ヴァーベナ・ミント/アクアローザ)
その他
・ホットチョコレート バンホーテン
ティーセレクション「TAYLORS」
・アフタヌーンダージリン
・アールグレイ
・スコティッシュブレックファースト
・レモン&オレンジ
ANAスペシャルティコーヒーセレクション
・イリーエスプレッソ
・イリー”ルンゴ”エスプレッソ
・イリーカプチーノ
・イリーカフェ・マッキャート
・イリー”アイス”エスプレッソ
・アイス・カプチーノ
食事メニュー


アミューズから食事がスタートです。
こちらのアミューズは、和食、洋食どちらを選んでも共通の内容になっています。
【アミューズ】
・ANAオリジナル黒ごまクルミピスタチオスティック
・ポークリエットの芽キャベツ包み
・タコのほうじ茶煮、海藻ゼリー
・マッシュルームのソテー ポルチーニソース
洋食のメニュー
今回は和食を選んでいますので、洋食はメニューだけのご紹介とさせていただきます。
【アペタイザー】
・半熟卵とスモークサーモンのゼリー寄せにキャビアをあしらって
・丹波黒どりの胸肉とフォアグラのプレッセ ポワローヴィネグレットと共に
・ボタン海老のタルタルと焼き茄子のデュオ 香り高いオマール海老のオイルをアクセントに
・ガーデンサラダ
(ノンオイル大根ドレッシング、サウザンアイランドドレッシング)
・コーンスープ
【メインディッシュ】
・和牛フィレ肉のソテー ジャガイモと茸のガトー仕立てにハーブのサラダを添えて
・しっとり蒸しあげた金目鯛をヴァンジョーヌを効かせたオマルディーヌソースで
【ブレッドセレクション】
・バゲット
・カボチャブレッド
・ブール
・長時間発酵カンパーニュ
【チーズプレート】
・ハードチーズ、シェーブルチーズ、ブルーチーズ、ウォッシュチーズ)
【デザート】
・グラス・ルージュ
・マロンショコラ
・温かいさつまいものデザート
・フルーツ
・プティフール
和食のメニュー


先付と前菜から提供されます。
【先付】
・ずわい蟹トマト浸し 生姜ジュレ
【前菜】
・酢橘釜 甘海老麹漬いくら和え
・鮭菊花奉書巻き
・かます焼き目寿司
・子持ち鮎煮浸し
・黄味寄せ松風
・五郎島金時黒豆茶巾
・揚げ銀杏松葉刺し
9月の搭乗でしたが、秋の素材がふんだんに使われていて、見た目も美しいです。


和食にも関わらず、キャビアも一緒にいただけたのは嬉しかったです。
生臭さもなくて食感もよく、良いキャビアでした。


【お椀】
松茸椀 甘鯛と焼茄子
お椀は松茸の香りがとても豊かでした。
甘鯛の脂の乗りも適度で、松茸の香りと調和しています。


ここで、KRUGから「響17年」にお酒を変更しています。
ファーストクラスはANAもJALも高級なジャパニーズウイスキーを搭載していますが、ミニボトルだと飲み切れるので気にせず注文ができます。
フルボトルだと、あまった分は捨てることになるので、少ししか飲まないのに開けてもらうことにとても抵抗を感じてしまいます。
(ファーストクラスの特権なので、本来は気にする必要はないのですが、1本5万円とかするお酒を少しだけ飲んでほとんど捨ててしまうことが自分にはどうしてもできなくて…)


【お造り】
鰆叩き あおり烏賊
刺身とウイスキーロックは相性抜群です。


【炊き合わせ】
烏賊豊年煮 蕪風呂吹き
【小鉢】
鱧ときのこの酢浸
【主菜】
太刀魚巻繊焼 焼き茄子ソー
【御飯】
御飯 味噌汁 香の物
メインは太刀魚で美味しくご飯までいただきましたが、正直いうと先付から魚介のメニューが続いていたので、メインはお肉にしてもらいたかったかなぁという印象が少しだけあります。
味に不満はなく、全体的には大満足です。


【甘味】
丹波みくまり 石しずく
デザートは丹波みくまりという、京都の仙太郎という老舗和菓子店が販売している羊羹のようなお菓子です。
アラカルトのメニュー
こちらは、好きな時に注文ができるメニューになります。
色々つまみたかったんですが、先にも書いている通り疲れで体調が思わしくなく、アラカルトメニューは注文できませんでした。
お酒のおともに
・天日干しサゴシ
・寒干しほたるいか
・焼き干しほたて
・鹿児島名物さつま揚げ(NH107 以外の便で提供)
・ミックスナッツ
・「もち吉」いろどりおかき
・米菓子(ハラール認証済)
・「AND THE FRIET」ドライフリット プレミアムソルト
スープ
・コーンスープ
・茅乃舎 野菜スープ
麺類
・ANA オリジナル ~恵み北海道~ 濃厚ねぎ味噌ラーメン
・かしわうどん
リフレッシュメント
・ガーデンサラダ(ノンオイル大根ドレッシング、サウザンアイランドドレッシング)
・チーズプレート
(ハードチーズ、シェーブルチーズ、ブルーチーズ、ウォッシュチーズ)
・フルーツ
・ヨーグルトにフルーツジャムを添えて
軽いお食事
・ビーフチーズハンバーガー 照り焼きソース
・果実とスパイス香る ヴィーガンカレー
・和牛玉とじ丼
・鮭磯のり茶漬け
2回目の食事
到着前の2回目の食事の内容です。
こちらでは洋食を選びましたので、和食はメニューのみのご紹介となります。
【和食】
小 鉢
茄子胡麻浸し
主 菜
金目鯛の煮付け
御 飯
御飯 味噌汁 香の物
御飯のおともに
海苔、納豆、絹糸塩こんぶ


目覚めのドリンクで、ANAオリジナルドリンク「香るかぼす」の炭酸水割りをいただきました。


メインディッシュ
鴨モモ肉コンフィとキノコのリゾット ポルチーニ風味
ブレッドもついてくるのですが、ちょっと食べられなさそうだったので、リゾットのみいただきました。
もう少し汁っぽいというか、スープリゾットをイメージしていたのですが、固めのリゾットでした。


デザートにいただいたフルーツの盛り合わせも、どれも甘かったです。
特に、メロンはおかわりしたいレベルです。


〆のコーヒーとチョコレートです。
アラカルトメニューに全然手をつけられなかったのだけが、心残りです。
まとめ:ANAファーストクラス THE SUITE搭乗記


成田からシカゴまでの移動にANAのファーストクラスTHE SUITEを利用することができました。
片道240万円くらいするフライトなので当然といえば当然なのかもしれませんが、サービス、食事、座席、どれをとっても大満足な内容であっという間な12時間でした。
ANAマイルを使えば、レギュラーシーズンは片道85,000マイルで乗ることができますので、予約の空席を探すのは大変ですが体験価値として乗ってみる意味は大いにあると思います。
ANAマイルを貯めるなら、「ANAアメックスゴールド」か「ANA JCBワイドゴールド」がオススメです。
どちらのカードも、入会のキャンペーンポイントでビジネスクラスの特典航空券が予約できるだけの大量マイルを獲得できるのがメリットです。




ANAマイルを貯めやすいカードについては、以下の記事もご参照ください。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。










